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曹洞宗

安養院のお参りの記録一覧
三重県 櫛田駅

nomuten
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2025年09月06日(土) 16時57分56秒
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三重県松阪市の寺院巡りの2ヶ寺目は、下七見町に在る育王山 安養院です。
曹洞宗で、本尊は十一面観音。
この本尊・十一面観音立像は、県指定文化財ですが、60年に1度開帳の秘仏。
他に所蔵の阿弥陀如来坐像も県指定文化財で、こちらは秘仏ではありませんので拝観可能ですが、松阪市文化課に連絡して、連絡先をお訊きして拝観予約する必要があります。

創建等は不明、現本堂は17世紀の建立。
阿弥陀如来坐像は、下七見町の曹洞宗・勝福寺の本尊であったが、明治初年に廃寺となり、昭和28年にこちらへ移されたとの事です。

境内に停めさせて頂きました。境内には5~6名の恐らく檀家さんが庭木の剪定や掃除をされており、ご住職も一緒に汗を流されていました。
拝観依頼した者ですと告げると早速本堂に上がってくれと。遠慮なく上がらせて頂きました。
須弥壇の奥に閉扉された大きめの厨子、中には本尊・十一面観音立像が安置してあるはずですが、残念ながら秘仏なので観れません。手前に30cmくらいでしょうか、お前立ち観音が置かれていました。
厨子の直ぐ右側に(無造作に?)阿弥陀如来坐像が安置してありました。左右の脇檀には位牌等がびっしり置かれているため阿弥陀如来を安置するスペースが無かったのではないかと想像します。阿弥陀如来坐像は、高さ約103cm、肉髻は高く、螺髪は細かく丁寧に彫られています。豊かなで優しいお顔。衣文は太くて深めです。鎌倉前期の作の纏まりの良い像です。

ご住職と立ち話。40才代前半に見えるお若いご住職で、別のお仕事をなさっている兼業住職(こんな言葉あったかな。)で、先代住職がお亡くなりになって3年程で、それまで本尊・十一面観音を一度も見た事は無かったし、60年に1度開帳との事であったが前回いつ開帳されたのか記録も無いし、定期的に厨子を開けて虫干しをしないと仏像が傷んでしまうという事で、ここ2年は8月のお盆の前後1週間は開帳しているとの事でした。(有難いお話が聞けました。住職も代替わりすると考え方が変わる場合があります。)
御朱印は兼業住職という事もあって「多忙で手が回らないので書いていない。いずれはやらねばと思っているが・・・。」という事でした。
また来年のお盆の時期にお邪魔しますと告げて失礼しました。

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