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としたじんじゃ

敏太神社の御由緒・歴史
三重県 久居駅

ご祭神《主》彦火火出見命,豊玉姫命
ご由緒

当敏太神社は式内敏太神社と称し、皇祖彦火火出見命とその后であられる豊玉姫命を祀る由緒深い社であり神武天皇以前より祀られ今日に至るまで二千有余年の長い間、神光連綿、威徳赫々として御神徳を垂れ賜わった氏神様であって氏子の皆さま方を初め敬慕される方々の厚い信仰の的となっている。また人皇四五代聖武天皇におかれましては天平年中(729-746)橘諸兄卿を勅使として当社に参向させられ祭文を奉献された社である。さらにまた天文天正(室町、安土桃山時代)の頃の木造左中将軍具政は当社に居城し神社の北の峰に砦を築かれたことから木造家の守護神として信仰深く社殿の造営修築はすべて木造家の資金によりなされた。寛文十年(1670)藤堂佐渡守高堅侯も当社祭神の御神徳と偲び親交を深められられたため縁起一巻を当社に献納し日夜信仰を積まれ藤堂家代々の祈願所とされたので今尚摂社内に藤堂佐渡守高通侯を初め高堅侯高興侯の霊位が安置されている。

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