2月の御朱印はちょっとした話題になっている縁起の良い「御所車」にしました。
「御所車」とは高貴な人が乗る牛車の名称で富の象徴とされています。吉祥文様の一つで祝意を示し礼装の着物を代表する柄として頻繁に使われています。優雅な平安時代への憧れから生まれた王朝文様の代表のひとつで「玉の輿に乗れますように」「裕福な家庭に嫁げますように」と良縁の願いが込められています。
いつも御朱印で使っている伊勢型紙は御朱印用で作った樹脂型紙なのですが、今回は着物を染める本物の染め型紙(和紙)を使っているため型紙が壊れたら終了となりす。
職人さんが小さい穴で御所車と花を表現した貴重な伊勢型紙。透かして見ると型紙の素晴らしさがよく分かります。
良縁を運ぶ絵柄とされる御所車
和紙に渋柿染された着物の染め型紙。本来の伊勢型紙。