福王子神社のお参りの記録(1回目)
京都府宇多野駅

御室仁和寺を開いた宇多天皇の母、班子皇后を祀る仁和寺の鎮守社。

もともとこの地にあった神社が応仁の乱で焼失。その後、徳川家光と覚深法親王により、班子皇后の陵墓のあった当地に社殿を造営した。
社の名前は班子皇后が多くの皇子・皇女を生んだことに由来するとされている。

10月8日~15日、秋季大祭にて「母」福王子神社から「息子」仁和寺へ神輿が出る。

神社とお寺の共催による祭り、というのは稀ではあるが、これは母が子に会うのに思想や宗教が隔たりになってはならない、とする後の世の人々の計らいでもある。