冷聲院のお参りの記録(1回目)
京都府桂駅

京都市西京区にあるお寺です。
阪急桂駅近辺の散策でお参りしました。
山門が開いていましたので境内に入らせていただきました。
まだ紅葉の季節ではないのですが　広葉樹が葉を落としていて　秋の訪れを感じさせてくれました。
本堂はコンクリ製だと思いますが　新しいものでとてもきれいでした。
上がることはできず　内陣の様子も伺えませんでした。
浄土宗寺院ですので　特別拝観の日でなければそれが当たり前でしょうね。
境内には　これまた新しい鐘楼と　地蔵堂もありました。
私は存じ上げないのですが　孝子儀兵衛翁の菩提寺だそうです。

ネット情報です。
足山と号する浄土宗の寺である。
本尊は阿弥陀如来。
安土・桃山時代　1582年、領主・革島一宣が　秀誉上人を開山として創建した。
1898年　冷聲院境内に草生した儀兵衛の墓が発見される。
1923年　文部省は儀兵衛の逸話を国定教科書に掲載する。
1966年　現在の本堂が再建された。
儀兵衛はなぜ教科書に載ったのでしょうか。
儀兵衛は生後すぐに貧農・半右衛門の養子に出される。
1733年　10歳で養父が没した。
30歳の頃　実母でないことを伝えられ　生家に戻ることを勧められるが断る。
病気がちの養母の看病を40年間も続けた。
養母に好きな食事をさせ　自らは牛馬餌のような屑米の雑炊を啜っていたという。
なるほど孝子と呼ばれるわけですね。