浄土真宗遣迎院派
遣迎院のお参りの記録一覧
京都府北部~京都市内寺院巡りの5寺目は、京都市内の北区に在る遣迎院(けんこういん)です。今回の最後となります。
浄土真宗遣迎院派本山で、本尊は釈迦如来と阿弥陀如来。
この釈迦如来と阿弥陀如来は重文に指定されており、阿弥陀如来は快慶の作です。秘仏であり、毎年4月8日(10時頃~16時頃)のみに開帳されます。コロナ禍のため事前に開帳される事を確認してから伺いました。(寺院自体もこの日以外は一般公開されておりません。)
創建は1194年頃、藤原兼実が快慶に釈迦如来と阿弥陀如来を作らせ(釈迦如来の作者は不詳)別邸の月輪殿に祀ったのが始まりとされます。
1199年に兼実の孫の九条道家が御堂を建て、証空上人を請じて、発遣·来迎から遣迎院と名付けた。元は東山区の東福寺近くに在りましたが、大火、神仏分離、領地上納、倒壊、等の苦難があり、1955年に現在地に移転しました。
4寺目の亀岡市から高速道路と一般道を通って京都市北区へ。金閣寺の北約3kmの所に在ります。駐車場は無く、西へ80mの所のコインパーキング(3台分)しかないとの事で、辛うじて1台分空いていたので停めました。ここまで自宅から370km。
なまこ壁の長屋門からではなく西側の石柱があるところから入ります。高麗門をくぐって少し進むと左側に書院。もう少し進むと本堂です。
本堂横には花まつりなので花御堂が置かれてありました。本堂に入らせて頂き、奥の間に釈迦如来と阿弥陀如来が安置されていました。ここもガラスの格子戸越しの拝観となります。明るいですがやや距離がありますので双眼鏡があるとよろしいと思います。両像ともに高さ約1m。パッと見は似ていますが雰囲気は結構違います。阿弥陀如来立像はやや釣り目で凛々しいお顔、衣はすっきりしていて、截金が施されています。一方の釈迦如来立像は落ち着いた表情ですが、衣は変化がかなり付けてあります。いずれも素晴らしい像だと思います。
拝観料は不要、御朱印は不対応(浄土真宗だからという理由ではない感じでした)との事でした。
以上で本日の寺巡りは終了、京都東ICから名神高速で帰宅しました。総走行距離は515km、流石に疲れました。
なまこ壁の長屋門
高麗門
本堂
左 阿弥陀如来、右 釈迦如来(ネットから転載)
花御堂
書院
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