住職が描いた花札のデザインに当寺のオリジナルキャラクター「シャカもん」を加えた月替わりの花札語朱印「さくら」です。
短冊に書いた月替わりの仏教語は、一緒に郵送してる寺報「シャカもん異聞」に意味の説明を記載しています。
心機一転、新しい事を始める事の多い季節ですが、
その結果として上手くいくことも、そうでない事もあると思います。
そんな方々にこそ、この言葉を胸に留めておいていただきたいと思います。
【専修賢善(せんじゅけんぜん)】
念仏だけではなく善い行いをすることで浄土に生まれるという浄土真宗では異端とされている考え方です。
善い行いをするということは自力を頼むという事ですから、
阿弥陀仏の他力にすがる事のみで救われようとする真宗とは相いれないのもうなずけます。
ただこれをもって何もしなくても良いとか、努力は無駄だと考えるのは早計です。
「人事を尽くして天命を待つ」と言いますが
結果ありきのために無理をしたり、結果に対する心構えが無いので結果が悪かった場合、そこに苦しみが生まれます。
真宗の僧侶の言葉に「天命に安んじて人事を尽くす」いう言葉あります。
ありのままの自分を受け入れ、結果に捉われず最善を尽くすという事です。
結果は相対的な物です。結果により自分の能力や価値が変わるわけではないので、
どんな結果が来ようとも自分は自分だと思える安心感の元に努力する事が大事です。
花札語朱印「さくら」