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おくびじぞうそん

お首地蔵尊のお参りの記録(1回目)
京都府北野白梅町駅

投稿日:2025年12月02日(火) 18時52分19秒
参拝:2025年10月吉日
京都市北区にある地蔵尊です。
ホトカミに登録されていましたのでお参りしました。
嵐電北野白梅駅の近く(北野天満宮の近く)にあります。
民家の並びの空きスペースに ぽつんとお堂と倉庫だけがあります。
車を停めるスペースかな?と思うほどの広さで 実際民家の玄関の前にあります。
玄関開けたらお堂 ちょっと不思議な感じもするでしょうね。
お首地蔵尊 こちらお名前が少し気になりませんか。
倉庫にご案内と書かれた由緒書が貼られていました。
それによると お首地蔵尊奉祀の年月は不詳であるが 古老の語り伝えるところによると 江戸時代からこの地に祀られていたと言われている。
昭和初期生まれの古老の幼少期の記憶では 旧祠建立の前は 数体のお地蔵さまが地上に置かれていたとのことである。
首については不明です。

ネットではもう少し詳しく出ていました。(町内の方じゃないのか?)
地蔵尊は現在33体が安置されている。
正面左側(西側)には2体の立像と1体の坐像がある。
2体の立像には 江戸時代「宝暦十一辛巳年(1761年)七月二十四日 尾州中嶋郡一之宮(愛知県一宮市) 六十六部供養佛」と彫られている。
2体の立像には 足元 腰に傷が横に走るという。
地蔵尊は 現在地の北側 旧紅梅町(現・東紅梅町)辺りから出土したという。
かつて立像は3体あった。
そのうちの1体は 後に旧日影町(下京区御前通七条下ル)に譲られたという。
御影石の地蔵尊は 東を流れる紙屋川の改修工事の際に出土したという。
お首地蔵にはいくつかの逸話が残る。
江戸時代末に この地は北野村と呼ばれ 金閣寺と龍安寺の分かれ道にあたり 当時は竹薮だった。
人通りは少なく 夜になると辻斬りが現れるため 村人は昼でも外出時には怯えていた。
ある人が地蔵尊を祀ることを建議した。
辻斬りで命を落とした人々の菩提を弔い 村人の安全祈願のためであり 村人の賛同を得る。
3体の地蔵尊が祀られ 辻斬り除けを祈願すると その後 辻斬りは途絶える。
御礼参りの村人が地蔵尊を訪れてみると 地蔵尊の首が一刀のもとに斬り落とされていたという。
以来 村人は地蔵尊を「身代わり地蔵」として畏れ敬い 「お首地蔵尊」と呼ばれたという。
いやぁ実にお首地蔵尊でした。
お首地蔵尊(京都府)
民家の並びにぽつんとお堂があります
お首地蔵尊(京都府)
民家の玄関の前に
お首地蔵尊(京都府)
由緒書
お首地蔵尊(京都府)
お堂の扁額
お首地蔵尊(京都府)
お堂アップ
お首地蔵尊(京都府)
内陣
お首地蔵尊(京都府)
内陣
お首地蔵尊(京都府)
ご案内 由緒書ですね
お首地蔵尊(京都府)
1960年代の写真
お首地蔵尊(京都府)
1978~1997年の写真
お首地蔵尊(京都府)
天皇陵へ続く道です
お首地蔵尊(京都府)
近くにある 有名な七味屋さん「長文屋」 おいしいですよ

すてき

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