市比賣神社のお参りの記録(1回目)
京都府清水五条駅

平安遷都の際、都の左右につくられた市座（市場）の守護として創建された。
ここは旧左市座跡であり、右市座は現在の京都中央卸売市場にあたる。（※）

勧請された市比賣命の「比賣」は「姫」の意であり、女性の神様であることから女人守護として敬拝を集めるようになった。
また、本来社は南向きが原則であるが、天皇のいる御所に背を向けないよう北側に向かって建てられている。

現在では女性の守護神社として広く全国から参拝者が訪れる他、雛祭りにて人形ではなくその年に選ばれた男女が平安衣装を着飾る「ひいな祭り」が有名。


※：平安京では天皇のいる方が上座で「上」、対する下座が「下」。
　　天皇から見て右手が「右」で左手が「左」。
　　なので地図上では西側が「右」であり「右京区」となる。