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まりしてんどう ぜんきょあん|臨済宗建仁寺派大本山建仁寺塔頭

摩利支天堂 禅居庵のお参りの記録一覧(3ページ目)
京都府 祇園四条駅

garu
2017年08月28日(月)
615投稿

ぶらぶらと散歩してた時見つけたお寺さんでした。
あっちこっちに狛猪があって、ここはなんだ?と。
お寺さんなのに狛猪??と(笑)

摩利支天をお祀りしているのですね。
摩利支天とは
「摩利支天の語源はサンスクリット語で、陽炎を意味するMarici(マリーチ)の音を漢字に写したものです。またそのルーツは威光、陽炎が神格化した古代インドの女神マーリーチで創造神プラフマー(梵天)の子と言われています。「仏説摩利支天経」によると「天女あり。摩利支と名づく。大いなる神通自在の力をもつ。常に日月天の前を行く。日天・月天は彼を見ること能わず。彼は能く日を見る。人の見る能う無く、人の知る能う無し。人の捉える能う無く、人の縛る能う無し。人の害する能う無く、人の欺き誑かす能う無し。人の其の財物を債る能う無く…」などとあり、また「若し彼の摩利支天の名を知りて常に憶い念者あれば、彼の人亦、見られるべからずして知られべからず…」と、その人は摩利支天と同様の功徳が得られると書かれています。このように陽炎には実体が無いので、捕らえられて傷つけられることが無い。害されることが無いところから戦国武将の間にこの摩利支天信仰が広がったようです。楠木正成や前田利家は兜の中に摩利支天の小像を入れて出陣したと言われています。他にも山本勘介や「忠臣蔵」で知られる大石内蔵助が信仰していたことでも有名です」

元々渡来僧であった開山・大鑑清拙正澄禅師(だいかんせいせつしょうちょう)は、劉氏の子として祖先より摩利支天を信仰していたそうです。
そんな摩利支天ですが元々陽光の神様なのでお姿はない。
で、具現化される時に二種類の形を取っているそうで、天女の姿に似ており、左手を乳の前に当てて拳をつくり天扇を握っているパターンと、三面六臂の憤怒相で一面は菩薩の相、もう一面は童女の相をして、六臂にはそれぞれ持ち物があり、弓・箭・針・線・鉤・羅索・金剛杵などの武器を持ち、針や線は害するものの口と目を縫い合わせ害を加えないようにするための物。そして猪車に立って踊っているかのような姿のパターン。
ここは後者だそうで、その事からイノシシが眷属とされているのだそうです。

摩利支天堂 禅居庵の建物その他
摩利支天堂 禅居庵の山門
摩利支天堂 禅居庵の本殿
摩利支天堂 禅居庵の本殿
摩利支天堂 禅居庵の手水
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Gauche Ingalls
2024年01月12日(金)
667投稿

#禅居庵

ご本尊という表現は見ないが、マリシ天を祀る。

#摩利支天

少ないが、マリシ天の原型をヴィシュヌに求める本がある。猪に乗るのはヴィシュヌの化身ヴァラーハの影響であると。
密教大辞典に、マリーチはクリシュナの別名とある。他では全く見ない記述だ。だが、ここ禅居庵の三面六臂の像はナラエン天と似なくもない。どちらも、向かって左の顔は猪だ。

密教大辞典によれば、覚禅鈔という書物にこんな話が載っているそうだ。ラゴというアシュラが太陽と月を捕まえようとしたが、マリシ天がラゴを幻惑させて日月を守ったと。
インド神話にも似た逸話がある。飲むと不老不死になれる薬をラーフというアスラが盗んだが、スーリヤとソーマがこれに気付き、ヴィシュヌに告げた。ヴィシュヌはラーフの首を落としたが、すでに妙薬を嘗めていたラーフは死なず、首だけで動いた。彼はスーリヤとソーマを恨み、以後2尊を付け狙った。ラーフが彼らを飲み込むのが日食と月食であると。
スーリヤ、ソーマは太陽と月の神。ラーフは天文学でいうノードのこと。これと太陽や月が重なると蝕が起こる。インドでは古くから占星術に用いられ、後に西洋占星術のドラゴンズヘッドとなった。ラゴはラーフの音写。
話の流れは異なるが、仮にマリシ天をヴィシュヌと解すれば、覚禅鈔とインド神話とで主要な役者が完全に一致する。

摩利支天堂 禅居庵の御朱印
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