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霊明神社の日常(22回目)京都府祇園四条駅

猿田彦祭。新たなものがたりへ ~その2 猿田彦大神のご神徳~

投稿日:2020年07月15日(水)
猿田彦大神さまが、どのような神さまだったかを振り返りっておきましょう

日本神話において、高天原から天照大御神さまの孫・天津彦彦火瓊瓊杵尊さま(アマツヒコヒコホニニギノミコト)が地上(葦原中津国)に降りられるとき、その道案内をされたのが猿田彦大神さまでした。ちなみに、日本書紀の一書(第一)では、最初に遭遇したときは、衢神(ちまたのかみ)と呼ばれています。衢神は、道・道路の分岐を守る神さまのことです

この天孫降臨のエピソードから、猿田彦大神さまは「みちひらき」「みちびき」の神さまとされます。そのご神徳は厚く広いものです。先導をされるということは露払いでもあり、道々の邪、禍事を祓います。このことから厄除け、無病息災などにも通じ、旅の安全を司ってくれます

また、国土を広く開拓したことから土地神さま、居所を定めた神さまとして、崇敬され建築安全の神ともされています。源融公が六條河原院の別荘御造営のおりに、土祖神として猿田彦大神さまの神石を勧請し、斎き祀った由縁と思われます。また、その後は道祖神として、もろもろのご神徳にあやかろうと、大事に祀られてきました

霊山に遷り、霊明神社の末社として斎き祀られるようになってからは、再び参詣者の皆さんに崇められるようになりました。6世神主・村上春一が発行した「霊明誌 巻の一」の『霊山御神石由来』には「古老の言を聞くに玉垣拝殿鳥居備わり旅立ちの安全を祈り縁結びの祈願をなし或は厄除方位等参詣者多かりし由なり」とあります。志士たちが霊明神社に訪れ、葬祭や慰霊祭に参列したり、墓参のおりには、手を合わせていたと伝わっています

以上のことをふまえつつ、新しく猿田彦祭を斎行させていただくにあたり、「旅のお祭り」とうたわせていただくことにいたしました

このコロナ禍にあって、旅のお祭りとすることに、躊躇はなかったといえば嘘になりますが、旅そのものはとても素晴らしいものであることを確信しています。旅は、時に困難をもたらすこともありますが、それ以上に素晴らしいものを見せてくれたり、人を成長させてくれたり、何ものにも変えられない出会い(ご縁)をもたらしてくれるものです
こうした旅を賛辞しつつ、京都に来られている方や、今からどこかへ行こうとされている方に猿田彦大神さまのご神徳に是非あやかっていただければと考えています

また、それぞれの人が成したいこと、それは仕事でも活動でも何でも良いですが、夢・目標・志を成そうとする過程を一つの旅路と捉えることでもできます。霊明神社は「志の聖地」です。それは、この地に神道で葬儀・墓地の建立ができなかった時代に、神道葬祭場・神道墓地を創設し、惟神の道を徹底した、志の人・霊明神社初世・村上都愷や、聖地としてここに眠る志士たちによります。霊明神社のご祭神にも手を合わせていただき、猿田彦大神さまのご神徳を授かっていただくことで、その旅路への心のよりどころとしていただければと思っています

<猿田彦明神御神石 ご神徳>
道路安全・旅行安全・厄難除去・居所住居・病気平癒・縁結び
※霊明神社のご祭神には、相殿として猿田彦大神と天鈿女命も祀られております

https://www.facebook.com/events/257763482193044/
霊明神社の鳥居

すてき

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