安井金比羅宮のお参りの記録(1回目)
京都府祇園四条駅

#安井金比羅宮

ご祭神は崇徳天皇、源頼政公、オオモノヌシの大神。

#大物主大神

アモルとプシケの物語は、ローマ神話で最も美しいエピソードと言われる。僕もそう思う。ところで、この神話は箸墓伝説と驚くほど似ている。

アモルもまた、人間であるプシケに姿を見せられず、夜の闇の中でしか彼女に会わなかった。しかし彼の宮殿で何不自由なく暮らすプシケに、姉たちは嫉妬。夫の正体を暴くよう、彼女に迫った。「あんたの旦那は、本当は蛇に違いないんだわ！」という発言は、別の意味でゾクッとした。
焚き付けられ、一度はアモルに去られたプシケだが、ローマ神話には後日談がある。アモルの母ウェヌスは、息子を裏切ったプシケに無理難題を課す。だが蟻や他ならぬアモル本人の支援を受け、プシケは課題を解決。神々の座に加えられアモルと再び結ばれた。

時折、ヤマトトトヒモモソヒメの命にも救済があってほしかった、と思うことがある。オオモノヌシの大神は若い頃、プシケを演じたことがあるからだ。正確には彼の別名とされるオオナムチの神が、だが。
古事記によれば、根の国でスセリビメの命と結婚したオオナムチの神に、彼女の父スサノオの命は様々な試練を与えた。オオナムチの神もまた、妻から借り受けたアイテムや時には鼠からも助けられ、難関を突破。言い方は乱暴だったが、スサノオの命からも正式に結婚を承認されたようだ。