さいねんじ|浄土宗西山禅林寺派|報國山
西念寺のお参りの記録一覧
京都市内の寺院巡りの3寺目は、2寺目の東山区から西へ行った隣の下京区の五条通沿いの河原町五条と烏丸五条の中間地点に在る報國山 西念寺です。(失礼ながらパッと見は何処に寺院があるのかわからない。事前にgoogleMAPで下調べしておいて良かった。)この辺りの五条通の南側には多数の寺院があります。
浄土派西山禅林寺派で、本尊は阿弥陀如来。
この本尊・阿弥陀如来坐像は市指定文化財で、所蔵の仏涅槃図は重文です。
以前から気になっていた寺院で、ご住職が在宅ならば拝観出来るらしいのですが、今回「令和5年度 春期京都非公開文化財特別公開」で拝観出来るため伺いました。
平安時代の源融(822-895年)の邸宅河原院の跡とされ、正徳年間(1711-16年)に月空珠心が西念寺を創建、東本願寺の学寮だった。その後、現在地に移転させられたり、廃仏毀釈により寺領を没収されたり、五条通拡幅工事により寺領は殆ど減ってしまい、現在に至るそうです。
近くのコインパーキングに停めました。山門は無く、鳥居です。鳥居をくぐると千喜満悦天満宮。天満宮なので祭神は菅原道真。その先に本堂玄関。玄関に入ると京都古文化保存協会のスタッフの方が受付されており、拝観料(1,000円)をお支払いして、御朱印も頂きました。(拝観料1,000円は正直高い気がしますが、後世のための文化財保護に使って頂けるのならばと。)
本尊・阿弥陀如来坐像は、有難い事に須弥壇の厨子から出されて、横も後も観れるようになっていました。高さ約60cm、玉眼、白毫は八角形、鎌倉時代の作で、作風から慶派仏師・運慶の長男の湛慶作ではないかという研究者の意見がありますが確証は取れておりません。印相は事例の多くない説法印。丁寧に彫られたバランスの取れた綺麗な仏像でした。
また、仏涅槃図は、室町時代の作と伝えられてきましたが、2009年に行われた調査により、平安時代後期作と判明。平安時代の仏涅槃図は、高野山の金剛峯寺所蔵など数例しか現存しておらず(江戸時代作のものが大半)、4年の歳月を掛けて修復が行われ、今回修復後初公開との事でした。
御朱印(書置き)
春期京都非公開文化財特別公開チラシから
入口(山門でなく鳥居)
千喜満悦天満宮
本堂入口
本尊・阿弥陀如来坐像
(ネットから転載)
市バス「五条高倉」バス停すぐ。浄土宗寺院。
ご本尊は阿弥陀如来で、鎌倉時代湛慶の作。御住職が在宅時には拝観する事が出来ます。
元々は源融が居住していた河原邸跡が豊臣秀吉の政策により現在地に移転。五条通周辺がその敷地でしたが、太平洋戦争中に五条通の拡張により大半が接収されて、戦後本堂等が再建されました。
御朱印は本堂と居住場所となっている庫裏にて書き置きを頂きました。
本堂が居住場所にもなっているので入口の説明のみ写す事にしました。
ご本尊の阿弥陀如来の説明と当寺院に伝わる「仏涅槃図」の説明がありました。
この涅槃図は近年の調査で平安時代後期のものと解り、重文に指定されています。
御朱印です。
住職がいらっしゃる時は直書きをしてくれるそうです。
五条から清水五条へ歩く途中に見つけてお参り。境内の天満宮に色々貼ってあって面白かったので、写真にて。
あとは井戸みたいなものもあるらしいです。
小僧さん。
御成敗式目!
天満宮拝詞と略拝詞(神社拝詞書いてあるとこ初めて見ました)
情報公開!
象さんと寺務所。
色々貼ってあります。内容はお寺さん。布教を感じる。
「住職が居るときは参拝できます」
饗庭命鶴丸(饗庭氏直)について、「つまり最高のイケメン。」
平成27年5月6日(水・振替休日)
京都の非公開文化財特別公開の伏見稲荷、檀王法林寺、西念寺、さらに一初が咲いて特別公開中の得浄妙院を回る。
伏見稲荷(特別公開)→檀王法林寺(特別公開)→得浄妙院(特別公開)→光秀首塚→大蓮寺→西念寺→市比賣神社
京都市下京区の西念寺
五条通に面した小さなお寺の涅槃図が平安時代のとんでもなくすごいものであることがわかり、その涅槃図を特別公開
この涅槃図はその後、重要文化財に。
(紹介記事 https://www.asahi.com/articles/ASJ3B7QNSJ3BPLZB01P.html)やがて国宝になるのでは。
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