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じげんじ|曹洞宗慧日山

慈眼寺の御由緒・歴史
公式京都府 京都駅

ご本尊聖観世音菩薩、くろみつ大雄尊
ご由緒

当寺は「本能寺の変」により明智光秀が築城の志を遂げることができなかった山城「周山城」の山裾に位置し、光秀ゆかりの寺として知られる。
慧日山と号する曹洞宗の禅寺で、山門正面の本堂は毘沙門天と地蔵菩薩を脇仏とする聖観世音菩薩を本尊とする。本堂奥の開山堂には、格子天井に百八十二枚の見事な花絵が描かれ、歴代住職の檀家先祖の霊碑が安置されている。
境内左の釈迦堂には、本尊として「うすしまさん」の愛称で親しまれる、烏栖沙摩明王が安置され、特に女性の守本尊として多くの信仰を集めている。
また、この釈迦堂には明智光秀の木坐像と位牌が安置されている。天正三年(1575)織田信長に丹波攻略を命じられこの地を訪れた光秀は、四代にわたって悪政を行なっていた宇津氏を攻め、戦に及ぼすして降伏させ、村民を安堵させた。黒塗りの木坐像と厨子は、善政を施した光秀の徳を慕った村民が逆臣の汚名を避けるため、墨を塗り金具を外して密かに祀ったものといわれる。
境内には、大銀杏と数本のみみじが植わり、秋には本堂を囲むように黄と紅鮮やかな紅葉が見られる。

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