智恩寺のお参りの記録(1回目)
京都府天橋立駅

#知恩寺 #九世戸の文殊 #切戸の文殊

ご本尊はモンジュ菩薩

#文殊菩薩

HPで、九世戸縁起という書物に伝わる伝承が紹介されている。それによると、”たかまのはら”の神々による国生みは龍神たちの妨害に遭い難航。そこで中国の五台山に住むモンジュ菩薩に助けを求めた。モンジュ菩薩は辛抱強く彼らに説法を施し、善神に生まれ変わらせたと。また天橋立も、彼の如意宝珠に土をかぶせて作ったものだと。

京都市の京都十三佛霊場が発行している冊子にも、モンジュ菩薩は中国の五台山出身とある。同時に、アミダ如来の第3子だとも書いてある。なお普賢菩薩は第8子らしい。
また梵字手帖によれば、すでに悟りを開き竜種上尊王仏という如来の地位にあるが、お釈迦さまの活動を手伝うために一時的にランクダウンし、ボサツの立場で活動していると。観音開運法という書籍によると観音菩薩も同じで、あちらは本来は正法妙（しょうぼうみょう）如来というそうだ。
他の本だと、実在の人物で経典の編纂にも関与したという記述を見た。

中国出身。アミダ如来の子供。仮出向中の如来。実在した人物。面白いくらい個性的なキャリアだ。
過去生だと考えれば必ずしも矛盾はしない。だがさすがに、いずれもボサツとして活躍中の今生のことだと理解するのは無理があると思う。