こんたいじ|真言宗醍醐派
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タンホイザ
2023年08月31日(木)3869投稿

たまゑもん
2017年10月26日(木)16投稿
金胎寺は京都府の宇治田原町と和束町という、お茶が有名な地域にまたがる鷲峰山の山中にあります。南山城最高峰ということもあって、周辺に何も無い山道を分け入ったところにひっそりと佇んでいる、まさに秘境の寺といった感じです。山岳信仰の寺らしく、境内周辺には現在も修験の行場が点在しているようです。
無住で受付の人はいないので、本坊の賽銭箱に自分で拝観料を入れます。本坊から少し登ったところに、本堂と多宝塔、行者堂が建っています。
多宝塔は鎌倉時代、永仁六年(1298)建立のものだそうで、現存多宝塔としてはかなり古い部類ですね。下層の両脇柱間が中央間よりかなり狭くなっていて、上層に比して下層が小さいので、少し頭でっかちな印象です。中備の花肘木付二つ斗や頭貫木鼻に時代的特徴が出ています。
金胎寺はかつて数十の坊舎を抱えた大伽藍だったそうですが、後醍醐天皇が笠置に落ち延びる際に立ち寄ったことから幕府軍の焼き討ちに遭い、古いものはこの多宝塔と山頂の宝篋印塔しか残っていないようです。本堂は近世末期のものに見えますが、かなり痛んでいて修理が必要かと思われます。
訪れたのは六月末、ちょうどお茶が摘まれる季節でもあります。秘境の寺を後にして、麓の店でお茶のスイーツをいただいてから、木津川の海住山寺へ向かいました。
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