熊野神社(大庭神社舊趾)のお参りの記録一覧
熊野神社は、神奈川県藤沢市大庭にある神社。
平安時代927年の『延喜式神名帳』に記載のある「相模国高座郡 大庭神社」の2つの論社の一つ。もう一つの論社<大庭神社>は当社の北東1.5kmの引地川西岸の丘陵地にある。
創建は不詳。社伝を含め近世以前の記録はない。江戸期には「御霊社」「権現社」と呼ばれていたとされ、境内石碑には「大庭神社旧跡」との表記もあるが、当社が大庭神社旧跡とされたのは、江戸後期の文化・文政年間(1804年‐1830年)とのこと。藤沢市教育委員会出版の書物『藤沢市の文化財』では、本来は当社が延喜式内社「大庭神社」であったが、その後何らかの理由で藤沢市稲荷の大庭神社が延喜式内社と目されるようになった、と記載している。明治時代の神仏分離令以前は、当社の近くにある成就院(高野山真言宗の寺院)が別当寺として当社を管理した。
当社は、JR東海道線・辻堂駅の北方3kmほどの丘の上の農地の中の小さな林の小高い場所にある。河岸段丘のような段々畑の中にある数十mの小高い場所にある小さな祠。道からの参道や階段は一応あるが、普段はほとんど手入れもされていない感じ。村の鎮守よりも小さい集落の鎮守といったサイズ感。
参拝時は週末の午後で、よほどの神社好き、それも式内社好きでない限り近寄らないと思われる。事実、近隣を迷ってバイクでぐるぐる廻っていると、農家の方々にじろじろとガン見された。普段は誰も来ないからであろう…汗
※式内論社2社を比べる(別途投稿<大庭神社>参照)と、当社は<旧跡>とある通り、現在は神社の体をなしていないので、式内社という感じはしない...
当社は、狭い道路に面した小山の林の中にある。
鳥居と石碑(大庭神社旧蹟の文字)。この奥の暗がりを見て入って行くのは、余程の神社好き、郷土史好きぐらいだろう。自分も、サバイバル覚悟で鳥居をくぐる。
こころもとない石階段を上がる。
階段を上がると、小さな社殿が一つ。
間口1間、桁行1間ぐらいのサイズか。
階段で下りるところ。結果、大したサバイバルではなかった...汗
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