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くりはますみよしじんじゃ

久里浜住吉神社のお参りの記録(6回目)
神奈川県京急久里浜駅

投稿日:2025年08月22日(金) 00時06分13秒
参拝:2018年1月吉日
横須賀市久里浜の地に鎮座する住吉神社。創建年代は不明とされながらも、約千年もの長きにわたり地域の人々に親しまれてきたこの神社は、海上安全や交通守護の神として広く信仰を集めています。本殿左手にはいくつかの境内社が祀られており、そのうちの二社が稲荷社と幸神社です。

八百万の神々は、その御神威の大小や社殿の規模にかかわらず、いずれも貴賤の別なく尊き存在です。しかしながら、現実には拝殿や本殿での参拝に重きを置き、境内の片隅に鎮まる小さな社殿の神々は、つい見過ごされがちであるのも事実です。参拝者の多くが時間に追われる中、境内社へ足を運ぶことは「後回し」になりがちで、丁寧にお詣りする機会を逸してしまうこともしばしばあります。

本日は幸いにも時間に余裕があったため、境内をゆっくりと巡拝し、稲荷社と幸神社の両社に心を込めて手を合わせることができました。稲荷社には五穀豊穣を司る倉稲魂命が祀られ、古来より農耕を支え、人々の糧を守ってきた神として広く敬われています。豊かさや商売繁盛を願う信仰の源流を、身近な小さな社殿の前に感じ取ることができました。

一方の幸神社には、道案内と境界を司る神として知られる猿田彦命が祀られています。天孫降臨の際に瓊瓊杵尊を導いた神であり、その御神徳は「道を開く」力として、人生や旅路の安全、また転機に立つ人々の行く末を明るく照らすものです。境内の一角に静かに鎮まる社殿ながら、その存在感は決して小さくなく、参拝を通して「道を正しく歩む」という思いを新たにさせられました。

小さな境内社であっても、その御祭神はいずれも大きな働きを持つ尊い神々です。住吉神社を訪れた折には、本殿に手を合わせるだけでなく、こうした境内社にも心を向けることで、八百万の神々の広やかな御神徳をより深く感じ取ることができるでしょう。

新春を迎え気持ちも改まった参拝でした。
久里浜住吉神社(神奈川県)
右が幸神社。左が稲荷社。

すてき

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