総世寺のお参りの記録(1回目)
神奈川県相模沼田駅

久野にある総世寺は、早川の海蔵寺、板橋の香林寺とともに「曹洞宗小田原三山」のひとつになります。嘉吉元年(1441)の創建で、小田原城主・大森氏頼の開基です。

総世寺では数多くの歴史的事件が起きています。
相模の豪族・三浦道寸義同が、義父である時高と家督相続で争った際に一時的に当寺に身を隠し出家、道寸と号しました。
小田原北条氏と三浦一族が争った際に、首をはねられた三浦義意を当山四代目の和尚が供養しました。

また、豊臣秀吉の小田原攻めの際に、秀吉の甥である羽柴秀次が当寺に陣を張ったことが有名です。その際に撞鐘を寄贈していて、この撞鐘は現在も本堂に置かれています。

他にも、境内にある天然記念物のカヤの大木は圧巻です！秋のシーズンには「ざる菊」のお寺としても知られているそうです。


総世寺はレンタサイクルのスタッフさんのお勧めでお参りしました。教えていただいた秀次寄贈の撞鐘も無事拝見することができました。境内を巡りながら、お花の季節に来たら尚素敵だろうなぁと思いました。