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駒形神社中宮のお参りの記録一覧
岩手県 金ケ崎駅

神祇伯
神祇伯
2025年08月25日(月) 22時17分54秒
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陸奥国胆沢郡の式内社であり陸中国新一宮である駒形神社は、水沢にある方を本社・里宮とし、神体山である駒ヶ岳の山頂のお社を奥宮としています。当社は岩手県内にある分社とは違い、奥宮・里宮に対する中宮として崇敬されていました。明治になり、この中宮と北上市の駒形神社里宮が参拝に不便ということで建てられたのが現在の水沢にある駒形神社となります。

駒形神社中宮(岩手県)

《社号碑》
現在は駒形神社里宮の境外末社とされていますが、神主さんは別にいます。

駒形神社中宮(岩手県)

《一の鳥居》

駒形神社中宮(岩手県)

《ニの鳥居と社号碑》
朱塗りの鳥居が特徴ですが、駒形神社の元里宮と奥宮には同様に朱塗りの明神鳥居が置かれています。

駒形神社中宮(岩手県)

《由緒書き》
こちらの創建由来としては日本武尊さまが蝦夷東征の道中に建てられた神社とされています。元里宮は坂上田村麻呂さんが創建者とされているためここで差異が生まれています。

駒形神社中宮(岩手県)

《三居寺館跡?》
これは…よくわかりません。

駒形神社中宮(岩手県)

《拝殿》🙏
👁チェックポイント‼️
駒形神社はその由縁を駒ヶ岳を神体山とする神社であることから、中世から明治にかけては神仏習合、特に修験道の毛色の強い神社でした。そのため駒ヶ岳は修行の山として扱われていたことから、他の霊山でもよくある例のように女人禁制となっていました。
当社は山に登ることのできない女性や子供たちが駒ヶ岳の神様に対して祈る遥拝所としての立ち位置であり、こういった形式の神社は他に富山県の霊峰である立山を神体山とする雄山神社の中宮祈願殿があります。

駒形神社中宮(岩手県)

《お塚群》
ここのお塚はけっこう読めますね。右から古峯山、庚申塔、金華山、岩戸三光宮、金比羅大権現とあります。それぞれ本宮は
栃木県鹿沼市の古峯神社(日光修験・古峯信仰)
庚申塔(庚申信仰)
石巻市の黄金山神社(金華山修験・五大弁天)
仙台市の青麻神社(青麻権現・青麻岩戸三光宮)
琴平町の金刀比羅宮(金毘羅さん)
となります。全て仏教との結びつきの強かった神社ですね。

駒形神社中宮(岩手県)

《一願観音堂》
宮司さん曰く明治までこちらはお寺だったらしく、神仏分離で神社になり、水沢に駒形神社を新設したあとにその境外末社として新たに分社して中宮としたそうです。
元お寺でありつつも地元の人たちは里宮と通称していたあたり、神仏混淆の名残を感じますね。

駒形神社中宮(岩手県)

《授与所》
普段は無人で、一応神主さんは隣のお家にいらっしゃいます。書置きの御朱印がご用意されていますが、直書きいただけないかなと伺いました。
いらっしゃいまして30分くらい雑談をさせていただきました。社号碑から一の鳥居までの田んぼは宮司さんの持ち田で、今年はホントに水不足でどうにか稲が成ってホッとしてるそうです。今の水沢の駒形神社さんとの関係や中宮の立ち位置なども色々教えてくださいました。

駒形神社中宮(岩手県)

《境内》
ただ一つ心残りなのは…駒ヶ岳登った後だから御朱印を御朱印帳に直書きで欲しいとは言い出せませんでした…!!!
こればっかりは仕方なし。

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