おろへしいさわがわじんじゃ
於呂閇志胆澤川神社のお参りの記録一覧
【陸奥國 式内社巡り】
於呂閇志膽澤川神社(おろへし・いさわがわ~)は、岩手県奥州市胆沢若柳下堰袋にある神社。1871年(明治4年)に合併した於呂閇志神社、膽澤川神社はともに式内社。旧社格は村社。祭神は神八井耳命(かんやいみみ)、須佐之男命(すざのお)、大日靈命(かぐつち)、誉田別命(ほんだわけ)、大山祇命(おおやまつみ)、大名持命(おおなもち)。
於呂閇志神社の創建は平安時代初期810年、嵯峨天皇の勧請で、祭神は木花咲耶姫命(現在は祭神に含まれていない)。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「陸奥國 膽澤郡 於呂閇志神社 小」に比定されている。
膽澤川神社の創建は平安初期の807年、坂上田村麻呂の勧請で、祭神は胆沢川の水速女命(現在は祭神に含めれていない)。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「陸奥國 膽澤郡 膽澤川神社 小」に比定されている。上述の通り、1871年(明治4年)に於呂閇志神社と膽澤川神社が合併して成立し、近代社格制度のもと村社に列した。
当社は、JR東北本線・水沢駅の西方10kmの平地にある。南側には東西に国道397号線が通っていて、北側には東西に胆沢川が流れている。境内東端の鳥居から続く長い参道は桜並木になっていて、境内の桜の木を含め、参拝時はちょうどきれいな時期だった。境内は旧村社としてはかなり広く、大きな木も社殿周りだけなのでとても明るい。古い石碑なども多く、かつての信仰の篤さが伺える。
今回は、於呂閇志神社、膽澤川神社がともに陸奥国の式内社ということで参拝することに。参拝時は休日の午前中で、参拝者は自分以外には誰もいなかった。
境内東方入口の<一の鳥居>と<社号標>。
「於呂閇志膽澤川神社」と旧字体で彫られた、珍しい形の社号標。鋭利な刃物みたいな形。
<一の鳥居>の先に参道が続く。桜並木になっていて、4月下旬の岩手の遅い春、桜が満開。
数百m進むと、境内地らしきところに到着。
境内地の中央に、ポツンと立つ<二の鳥居>。
<拝殿>遠景。社殿も周りだけ、高い木が並んで立っている。
<拝殿>全景。屋根含め、全体として落ち着いた色合い。
地面に置かれた拝殿前左側の<狛犬>。ずっしりとした大型犬タイプ。
拝殿前右側の<狛犬>。適度に補修跡が入り、年季を感じさせる。
<拝殿>正面。扁額には「於呂閇志神社」とだけ書いてあって、「膽澤川神社」の記載はない。
<拝殿>内部。きれいに整頓されている。
拝殿の右隣に建つ境内社。社名は不詳。
拝殿後ろの<本殿>。
境内外側(南側)から見た社殿全景と立ち並ぶ石碑群。
拝殿近く、境内の南側にある<鳥居>。国道397号線からの最寄りはこちら。
境内の北側にある<社務所>。看板がないが氏子会館か。
境内中央、社殿から離れた位置にある軽量鉄骨製の<神楽殿>。
神楽殿から社殿を望む。
境内北東方に立ち並ぶ石碑群。
植物がきれいに手入れされている。桜の花びらの絨毯もこの季節ならでは。(^▽^)/
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