おんせんじんじゃ
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『日本三代実録』にて正六位上→従五位下の神階授与の記録がある国史見在社です。岩手県と秋田県の県境にある栗駒峠の須川高原温泉の鎮守神として祀られ、その遥拝所として当地に建てられとされています。当社の近くにも川向かいに厳美渓温泉があり、須川高原温泉と合わせて一関温泉郷とされています。

《鳥居と社号碑》

《由緒書き》
温泉神社では珍しく、大国主(大己貴)命さまではなく大日霊命さまが祀られています。
また由緒書きには「出羽国正六位上、温泉神社従五位下」とあるように岩手県にありながら出羽国(秋田県&山形県域)の神社とされているのは、温泉神社が栗駒峠にあり、当時は出羽国として認知されていたからだと思われます。

《エドヒガン》
野生で生える桜の一つです。春に来たら綺麗に咲いているみたいですね。

《祠群》

《末社》

《拝殿》
👁チェックポイント‼️
国史見在社の温泉神社は栗駒峠の元宮であるとこちらで説明しているのですが、山形市蔵王温泉にある酢川温泉神社も、国史見在社「出羽国従五位下温泉神社」が当社であると伝えています。こちらは蔵王温泉郷に所属しており、地域としてはちゃんと出羽国であり矛盾がなく、基本的に出羽国の国史見在社の温泉神社はこちらとされています。
須川温泉が出羽国に属していた由来としては、その温泉の酸性が名前につくほどに強かったため土壌に作用すると野菜が枯れてしまったため、温泉の流れる方向を出羽から陸奥に変えたからであるとされているそうです。

《扁額》🙏

《本殿》

《社務所》
神主さんがいらっしゃったので御朱印いただきました。

《紙垂の御飾り》
社務所の奥を覗くとあまり見たことがない紙垂が掛けられていました。神主さんに伺うとこれは祭典に使う御飾りなんだそうで、右側が大黒さんで小槌を、左側が恵比寿さんで魚をそれぞれ模っているそうです。

一関の温泉神社へ詣りました。
最初、本殿の扉が片方閉まっていて、こういう方式の神社なんだな…と半分から覗いて手を合わせてたりしましたが、ちょうど外出からお戻りになった宮司さんが「風で閉まっちゃっうんだよね」と開けてくださいました。
今年は桜が早そうだと、あと近隣の神社がどんどん管理者が居なくなってしまって、こちらで担っていらっしゃると、あと、もう少し経つとお孫さんが戻ってきて継いでくれる予定だと、あと、宮城の塩釜神社へいらした事があるそうで、そちらは神職の養成所だけど昔より目指す人が全然減ってしまってて…と色々お話しを聞く事ができました。
約500年前に伊達政宗公が植樹したというエドヒガン桜が大変立派な大木で…咲く時期にまた観に来たいと思います。






境内・文化財
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社地は須川岳(栗駒山)の絶頂にあり
四時雪省えず、且つ坂路険悪にして常に参拝便ならざるを以って、其麓の里に遥拝の地を里宮と名付けて、茲に五本の玉串を捧げて拝めり
明治二年十月二十日稲荷神社(五串宿)境内に社殿を置き、温泉神社遥拝所と確定し明治十七年(七年か)五月水沢県にて神社改正の際、五串字宿に移し、拝殿を造営し崇め拝めり
写真












| 名称 | 温泉神社 |
|---|---|
| 読み方 | おんせんじんじゃ |
| 参拝時間 | 参拝自由 |
| 参拝にかかる時間 | 約10分 |
| 参拝料 | なし |
| トイレ | なし |
| 御朱印 | あり |
| 限定御朱印 | なし |
| 御朱印帳に直書き | あり 温泉神社の御朱印 |
| 御朱印の郵送対応 | なし |
| 電話番号 | 0191-29-3008 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
詳細情報
| ご祭神 | 大日霊命 少彦名命 日本武尊 三戈大明神 |
|---|---|
| ご神体 | 不詳 |
| 創建時代 | 不詳 |
| 創始者 | 不詳 |
| 本殿 | 一間社流造 |
| ご由緒 | 社地は須川岳(栗駒山)の絶頂にあり
|
| 体験 | 御朱印お守り祭り伝説 |
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