【令和六年八月御朱印 いわての夏】
今月の御朱印に添えますのは、夏の夜空を彩る花火と、いわての夏まつり「さんさ踊り」の太鼓と花笠です。
花火の起源は紀元前のインドやローマの「狼煙」と言われ、中国で武器のひとつ「火薬」として開発されたものが戦国時代に日本へもたらされました。時代の移り変わりの中で観賞用として現在の花火の形となってゆき、はじめて打ち上げ花火が上げられたのは享保18年(1733年)と言われます。当時、関西や江戸で飢饉や疫病が流行し、命を落とした多くの人々の慰霊と悪疫退散の祈りを込め、隅田川で水神祭が行われ、その際に花火が打ち上げられたと伝えられております。
さんさ踊りのはじまりには諸説ありますが、代表的な由来は盛岡の三ツ石神社に伝えられるものとされます。盛岡城下で暴れていた羅刹(らせつ)という鬼に困った里人たちが三ツ石神社に祈願したところ、三ツ石神社の神様は悪鬼をとらえ、二度と悪さをしない誓いの証として境内の三ツ石に手形を押させた、というものです。鬼の退散を喜び、里人たちが三ツ石のまわりを「さんささんさ」と踊ったことが、さんさ踊りのはじまりとされます。現在多くの地域にそれぞれの特色あるさんさ踊りが伝えられており、町内日詰にも「鍛冶町さんさ」があります。
また、去っていった鬼が二度と戻ってこないよう太鼓を打ち鳴らしたことから、現在もさんさ踊りには太鼓が用いられていると言われます。
花笠の花は、鬼の退散を里人たちが先祖に報告した際に供えた花をあしらうものとされ、蓮華やぼたんが飾られています。
ご参拝の皆様が、神様方のお護りのもとにこのひと月をお健やかにご多幸に過ごされますようお祈り申し上げます。
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