那谷寺のお参りの記録(1回目)
石川県動橋駅

【自生山（じせいさん）那谷寺（なたでら）】
本尊：十一面千手観世音菩薩
宗派：高野山真言宗
開基：泰澄（たいちょう）

～百寺巡礼：五木寛之氏が選んだ百の名刹 第13番～

　那谷寺は、石川県小松市にある高野山真言宗別格本山。717（養老元）年、岩屋寺として白山の開祖 泰澄大師によって開かれ、その後、平安時代中期の986（寛和（かんな）2）年頃、花山法皇により西国33所1番「那智」と33番「谷汲」の山号から一文字ずつ取り、那谷寺に改名し、さらに那谷寺を全国観音札所の総納め所とし、自ら中興の祖となって、堂宇を復興したと伝わる。
　明治時代、神仏分離の動きで寺と神社がはっきり分離され、白山神社と称するようになったが、那谷寺は、お寺（神仏習合）として現在まで存続されている。

～『百寺巡礼 第二巻 北陸』五木寛之（講談社、2003）～

　金堂華王殿の裏にある特別拝観エリア（重要文化財「書院」・国指定名勝「庫裡庭園」・琉美園・三尊石など）は、維持管理の関係で、非公開でした。