やとじんじゃ
夜刀神社(愛宕神社境内社)のお参りの記録一覧
『常陸国風土記』内に登場する夜刀神さまの伝承地とされる地に建つ愛宕神社の境内社です。元来は伝承に従って夜刀神さまを祀った祠が別の場所にあったようですが、16世紀に愛宕権現さんを勧請し、かつてあった天龍院の所管社となっていました。その後昭和期に新たに夜刀神社として建てられたようです。私がずっと行きたかった神社の一つです。
《由緒書き①》
ここでは蛇を夜刀神さまとしていたようで、そのため神様でありながら複数いるかのように書かれています。
《由緒書き②》
👁チェックポイント‼️
この夜刀神さまたちもここでは神様とされていますが、記紀神話にあるように朝廷に対する敵勢力を神様として描写するパターンはよくあることで、ここでも同じく夜刀神=現地住民だったのではないかとする説があります。
《椎の木》
夜刀神さまはこういった椎の木に巻き付いて邪魔したと書かれてあります。
《鳥居》
愛宕神社の右側にあります。
「蛇」「邪魔をする」「神、怪物」「水源」と聞くとまず思いつくのがインド神話のヴリトラでした。おそらく蛇への畏怖という点を原型としているのが共通している気がしますね。
《鳥居裏》
建てられたのは平成24年、めちゃくちゃ最近ですね。
《句碑》
これの由来を見る限り、『常陸国風土記』作成から1500年を記念して夜刀神社は建てられたのでしょうか。
《本殿》🙏
こじんまりとしてます。
ちなみに兼務している素鵞神社は夜刀神社の御朱印はありますが、愛宕神社のはありません。
《芳名者一覧》
かなりの方々が当社の創建に関わったみたいですね。
ここはマニフェストがなくても最初から訪ねるつもりでしたw
やっぱり風土記にしか出てこない角のある蛇の土着神なんて好事家としては無視できるワケがない(*゚∀゚)=3
まずナビを愛宕神社にセットしたところ、とある集落の先にある鳥居にたどり着けたんですが、ここが行き止まりで車を止めるスペースもなし。
しかもこの鳥居の先は上りではなく下りで暗い森の中に続いてる・・・
周りに道祖神とか石仏が点在する黄泉比良坂のような参道・・・もうこれだけで伝奇ホラーテイスト満載でワクワクが止まりませんでしたが、とにかく進めないので別の入り口を探すことに。
ナビの地図を頼りに反対側に回ってみると、突然人家もなくなり、山の中の切通しなどを通らされたあとに、本当に夜刀神が出そうな谷津に!
本当に「異界に踏み込んだ」という表現がピッタリくるような場所でした(゚∀゚)
そして・・・ありました! 夜刀神が出たという椎井池。
参道も途中までは階段もなく獣道のような感じで、地面には無数のドングリ。
そして人里離れた山の中に忽然と姿を表した愛宕神社と、その裏にヒッソリと佇む夜刀神社。
動物か鳥と思いますが、時々森の中からパキッとか枝の折れる音が聞こえてきて、その度に本当に夜刀神が睨んでいるのではないか!?(;゚Д゚)と思わず樹上を見上げてしまったりw
原野に出没する土着の蛇神ということでツチノコとの関連などを想像したりしながら、伝説の世界にドップリと浸れました(*´ω`*)
夜刀伝説は、なかなか凄いお話ですが、涌き水には鯉が泳いでおり、和みました。
御朱印
夜刀神社の鳥居
水が涌いてました。
社号標
本殿前の鳥居
本殿
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