道祖神のお参りの記録(1回目)
茨城県鹿島神宮駅

こちらも旧国道124号線沿いにある神社です。

小さな社殿です。実は中に石の祠が収められています。

あっ！鉄筋コンクリート製だ。よく出来てる。

後ろ側にプレートがあります。これでなんとなくストーリーが見えて来ました。昭和52年ですから、鹿島開発によるローカルバブルも一段落した頃。でも、61年には日本全国が熱狂したバブル期が始まりますから、ここ神栖地区も好景気に湧いてるころだったでしょう。たまたま古くからある道祖神（石の祠が野ざらしになってる）が、国道工事の用地に掛かり、区にまとまったお金が入った。どうせだからと、立派に社殿を作り直し、鳥居も建てた。発注した相手が地域の土建屋さんだったので、鉄筋コンクリートで作っちゃった。裏付けはないですが、おおかたそんな感じでしょう。神栖の神社は立派な社殿が多いのですが、ちょっと冷めた目で見てしまうのはこんなストーリーが透けて見えちゃうからです。