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大雄院の境内・文化財
本堂 | 禅宗様式 | |
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文化財 | 釈迦如来三尊仏 |
境内詳細情報
昭和35年6月6・7の両日、大雄院において三尊仏御遷座の大法要が行われました
これは信州松代町の故真田公菩提所、曹洞宗長国寺から贈られた釈迦如来三尊仏を大雄院本堂の須弥壇に遷座されたものです
この三尊仏の由緒は、釈迦像と蓮台との間に秘蔵されていた古文書によって明らかにされています
信中永篤和尚は、大雄院二世として開山南極寿星和尚の衣鉢をつがれた方で、
鳳林院を開山され、また大雄院境内に明力鎮守堂を建立し明力菩薩を祀って民心の帰向をはかられましたが、それよりさき長国寺の末寺に当る信州森村の華厳寺守塔として住持されたものです
南極寿星和尚は愛弟子である永篤和尚が華厳寺守塔として本堂を創建したとき、その落慶入仏本尊として、この三尊仏をはるばる信州まで贈られました
その後時代の変遷とともに華厳寺は荒廃し、戦後宗教法人法施行の際ついに廃寺となり、本堂は三尊仏ごと本寺の長国寺に移築されました
長国寺でも諸種の事情から、この三尊仏をゆかりの寺に譲渡しようとしていたところ、たまたま前記古文書が釈迦像と蓮台との間から発見され、さらに杉室大雄院の所在を調べ、やっと天童山大雄院ゆかりの仏像とわかったものです
華厳寺のあった信州森村は、現在長野県千曲市で10万本のあんずの木があり、あんずの里として著名な土地であり、日立市のあんず並木のあんずも信州あんずの里より運ばれたものです
また、平成22年6月5日には、遷座50周年を記念して長国寺住職を拝請し慶祝法要を修行しました
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