石川八幡宮のお参りの記録(1回目)
茨城県高浜駅

琴平神社をお詣りした頃には、もう日も傾きはじめていました。今日のお詣りはこの辺で切り上げましょう。せっかくだから、日が沈むまでの時間、下見も兼ねて少し足を伸ばしてみましょう。
…ということで石川地区にやって来ました。

このような風景のなか、わりと最近舗装された農道を車で流していると、整然と植林された、やや新しい杉林のなかにお社らしきものが見えました。

注視しつつ近づいて見ると、案の定、道路ぎわに鳥居がありました。

「今は下見の時間。次回お詣りしよう！」
そう思ったそばから、もう一人の自分が問いかけます。
「次またここに来れるのか？目印も何もないのに。次はないかもよ。」
めくらに走って来たので再び来れる自信はありません。
「いや、日暮れのお詣りはやめとこう。昼間、隠れていた闇がだんだん大きくなってるから。」
ビビりの自分が必死で説得します。
「神様との出会いは一期一会。次の機会はないかもよ。」
ひとり押し問答の末、お詣りする事にしました。

でも、草がボーボーで、膝上まで達しています。
別な意味で躊躇します。

こんな時の強い味方、ワークマンで買った半長靴が活躍します。秘境系のホトカミは、御朱印帳は持たなくても、いざというときの七つ道具は常備しています。いざ、参拝！

ここは、つくづく不思議な神社で、立派な鳥居がある割りに、参道らしい参道もなく、むしろ、植林された杉の木が邪魔しているような印象さえ受けます。山を背負ってる癖に神様のオーラはあまりなく、人工物に囲まれた都会の神社に来たような印象さえ受けます。

お社です。

石碑です。

私が最初に見た、お社らしきものは、電気の変圧器でした。お社は外から見えません。見間違えとはいえ、結果的にお詣りしたのですからこの変圧器も役に立った訳です。
神様が呼んでくれたのだと思うと少し気分がいいので、今回も、そう思うことにしました。