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一乗寺ではいただけません
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いちじょうじ

一乗寺のお参りの記録(1回目)
兵庫県播磨下里駅

投稿日:2022年06月27日(月)
参拝:2022年4月吉日

【西国三十三所巡り(17/33)】

一乗寺(いちじょうじ)は、兵庫県加西市坂本町にある天台宗の寺院。山号は法華山。本尊は聖観音菩薩。西国三十三所第26番。三重塔等が国宝、金堂、護法堂、妙見堂、弁天堂、石造五輪塔、銅像観音菩薩立像等が国指定の重要文化財。

創建は不詳。寺伝によると、飛鳥時代の650年に考徳天皇の勅命により法道仙人が創建したとされる(ただし、法道仙人は天竺(インド)から紫の雲に乗って日本に来たという伝説上の人物)。創建地は現在地の北に位置する笠松山と推定されているが、移転時期は不明。現存する三重塔(国宝)が平安時代末期の1171年建立であることから、その時期までには伽藍が整備されていたと推定されている。中世には山内に真言律宗の寺院も併設され、宗祖の興正菩薩が播磨国での布教活動の拠点とし、後醍醐天皇の腹心であった真言律宗出身の真言僧・文観房弘真が仏門に入った地でもあった。中世から近世にかけて何度かの火災に遭ったが、平安時代建立の三重塔は焼失を免れている。本堂は江戸時代初期1628年に姫路藩主・本多忠政の寄進により再建された。

当寺は、北条鉄道・播磨下里駅の南西4kmの丘陵地帯の中にある。大通り(県道717号線)に面した境内南端から入り、一段上がると常行堂、もう一段上がると国宝・三重塔があり、さらに一段上がると金堂がある。さらに裏手(北側)には開山堂があり、金堂周辺にも見どころがあるので、一通り見て廻るにはたっぷりと時間が必要。小山を半分見て廻る感じ。

今回は、西国三十三所の札所であることから参拝することに。参拝時は休日の午前中で、自分以外にも多くの参拝者が訪れていた。
一乗寺の建物その他
境内南端入口全景。派手派手しい看板などはなく、寺号標も控え目。自然に溶け込んだ、落ち着いた雰囲気。
一乗寺(兵庫県)
境内に入ると2本の参道の間に、焼香炉とその裏に石造笠塔婆がある。石造笠塔婆は鎌倉時代後期のもの。後醍醐天皇(金輪聖王)がこの場所で輿を降りたとのこと。その先に、拝観受付がある。
一乗寺の建物その他
拝観受付を通り、参道を北に進むと、やがて階段が見えてくる。
一乗寺(兵庫県)
階段を数十段上がると、参道左手に建つ<常行堂>。聖武天皇の勅願による建立と伝わる。現在の建物は明治時代1868年の再建。
一乗寺(兵庫県)
常行堂の脇に立つ石像・石碑類。
一乗寺(兵庫県)
常行堂前に立つ青銅製燈籠。この後、後ろの階段を上がる。
一乗寺(兵庫県)
参道の左手に建つ、国宝<三重塔>。平安時代末期1171年の建立。
一乗寺の建物その他
参道右手に建つ<法輪堂>。
一乗寺(兵庫県)
<本堂>へはさらに階段を登る。
一乗寺(兵庫県)
本堂への階段の途中から、国宝<三重塔>。塔身部の逓減率(初重から三重に向かって小さくなる率)の大きいのが特徴とのこと。
一乗寺(兵庫県)
本堂の入口が北側にあるため、階段を登り切った後、本堂の東側を通って入口に向かう。その途中参道右手にある<鐘楼>。江戸時代初期の再建。
一乗寺の本殿
北側から見た<本堂(大悲閣、金堂)>。江戸時代初期1628年に姫路藩主・本多忠政の援助で再建。桁行9間、梁間8間、入母屋造、本瓦葺。斜面にせり出した懸造。国指定の重要文化財。
一乗寺の手水
本堂の北側にある<水屋>。
一乗寺の建物その他
本堂北東側から上がり、東側の通路を通って南側に向かう。
一乗寺の本殿
本堂東側にある入口からの眺め。
一乗寺の建物その他
本堂南東端から見た、国宝<三重塔>。
一乗寺の本殿
本堂南側の通路から見た本堂内部。
一乗寺の建物その他
本堂の大扁額には、「大悲閣」の文字。
一乗寺の本殿
本堂南側の通路中央から見た本堂内部。
一乗寺の建物その他
本堂南側の通路中央から見た、国宝<三重塔>。奥の屋根は<常行堂>。
一乗寺の本殿
本堂南西端から見た、本堂南側の通路。
一乗寺(兵庫県)
本堂の北側の、少し高いところにある<護法堂>。鎌倉時代の建立。一間社春日造。国指定の重要文化財。
一乗寺(兵庫県)
本堂の北西方向にある建物群。
一乗寺(兵庫県)
写真左は<弁天堂>。室町時代の建立。一間社春日造。国指定の重要文化財。
写真右は<妙見堂>。室町時代の建立。三間社流造。国指定の重要文化財。
一乗寺(兵庫県)
こちらは<行者堂>。
一乗寺(兵庫県)
本堂北東端から、さらに北に進むと、一度下がって、再び上る。
一乗寺(兵庫県)
かなり上ったところにある<開山堂>。法道仙人を祀る。
一乗寺の建物その他
開山堂から振り返ったところ。本堂は右上方向にある。これから左上方向の低い場所に進む。
一乗寺(兵庫県)
参観路を進んだ先にある<放生池>とその上に浮かぶ小祠。草木の水面への映り込みがきれい。
一乗寺の鳥居
宝生池の脇に鳥居があったので、くぐって進んでみる。
一乗寺(兵庫県)
途中から参道がどんどん暗くなっていく。
一乗寺(兵庫県)
参道突き当りにある社殿。少しサバイバル風。(^_^;)
一乗寺(兵庫県)
放生池から入口に向かって歩く途中にある<太子堂>。
一乗寺(兵庫県)
有料拝観入口を出て、東側の駐車場近くにある<法華山 粟嶋堂(隣聖院)>。
一乗寺の建物その他
最後に、一番印象に残った、本堂からの国宝<三重塔>。(^▽^)/

すてき

御朱印

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惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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