西宮成田山円満寺（圓満寺）のお参りの記録(1回目)
兵庫県西宮（阪神）駅

#圓満寺 #西宮成田山

境内にお堂が2棟あるが、HPによればそれぞれ「圓満寺」と「西宮成田山」の本堂。
圓満寺のご本尊は薬師如来。西宮成田山の不動明王は成田山新勝寺（千葉県成田市）から勧請された。

#不動明王

「お守りを2体以上もってもケンカすることはありません」

神社のHPの「よくある質問」などで、たびたび目にする回答だ。寺社のHPや神職・僧侶が監修した本で、これと食い違う記述を見たことはない。

全て個人のサイトだが、「唯一の例外として新勝寺と神田神社のお守りだけは一緒に持ってはならない」という主張を何度か目にした。平将門の乱の時、彼を調伏するための祈祷が成田山で修せられたからだそうだ。
個人的には疑問だが、反面、わざわざあえてこの組み合わせで手にする意義を見出し難いのも事実。

ところで、日本ではかつて、平将門の乱に限らず元寇や藤原純友の乱などといった国家存立の危機的状況に際し、決まって国中の主立った寺院に怨敵調伏の修法を行うよう命じていたらしい。現に平将門の乱に関連する霊験譚は、お不動さまだけでなく大元帥明王にもある。

僕は神話から入った関係で、天部の仏様や記紀神話の神様が特に好き。今では相当ニッチな部類だろう。
「上杉謙信と武田信玄のお守りを揃えていつも彼らから見守られたい‼」的なことを望むのは、現代にあってはむしろ通常の感性だと思う。