花山院菩提寺のお参りの記録(1回目)
兵庫県新三田駅

公共交通機関を使う場合、番外まで含めると西国で最大の難所はここではないかと思う。
JR三田駅から花山院まではバスで簡単に行けるが寺の入口から本堂までが究極の難所となる。本堂まで約1kmであるが、200ｍ近く登ることになる。平均斜度20％、最大30％超えの坂は歩いてみると前が壁に見える。足は前に出しているのだが、傾斜に食われて出した歩幅の半分ぐらい戻されている感覚になる。物理的な傾斜を緩くするために道路幅を左右に目一杯蛇行しながら歩いて登って行った。一直線に登るより、恐らく倍ほどの距離を歩いたような気がする。
下りも同様の勾配が待ち構えているので油断できない。登りの疲れで踏ん張りが効かなくなっているが転んだら一気に下まで行ってしまいそうで気が抜けない。