じょうどじ|真言宗泉涌寺派
浄土寺のお参りの記録一覧
【転法輪山(てんぽうりんざん)大乗院(だいじょういん)浄土寺(じょうどじ)】
本尊:十一面観世音菩薩
宗派:真言宗泉涌寺派
開基:聖徳太子
~『百寺巡礼』五木寛之氏が選んだ百の名刹 第79番~
浄土寺は、寺伝によれば、616(推古24)年に聖徳太子によって創建されたという。平安時代には高野山系の真言宗の寺として栄えたが次第に衰退し、鎌倉後期にはひどく荒れていたらしい。それを中興したのが、奈良の西大寺から来た定証(じょうしょう)。このときから西大寺系の真言律宗の寺となる。1325(正中2)年(定証が中興してから約20年後)、火災にあい全山焼失。ふたたび復興が図られたのち、江戸時代になって真言宗泉涌寺派に転じている。
~『百寺巡礼 第八巻 山陰・山陽』五木寛之(講談社、2005)~
尾道七佛めぐり(6/7)で参拝。ご利益:必勝祈願。お守りブレス念珠:紅琥眼石(レッドタイガーアイ)を拝受。物事の本質を見極める力を与えてくれる石。
【多宝塔】
1328(嘉暦3)年建立の和様の多宝塔。国宝。
【参道】
~浄土寺は、その尾道に住む人びとのこころの拠りどころとして発展してきた寺である。海からわずか二、三百メートルの高台に位置し、手前にはJR山陽本線の線路が通っている。その山陽本線のガード下をくぐって急な石段をのぼると、突然現れたのが山門だった。~
【山門】
国の重要文化財。
【参道】
~山門でうしろをふり返ると、眼下に広がっているのは海。大小さまざまな船が行きかう尾道水道である。寺の山門から見える景色としては、ちょっとめずらしいものだろう。さらに対岸に目を向けると、造船所や鉄工所などが見える。~
【石碑】
一石彫の石碑。碑文は、江戸時代の漢詩人 頼山陽。
【裏門】
国の重要文化財。
【本堂】
1327(嘉暦2)年建立。国宝。本堂に下がっている提灯に入っている「二つ引両」の紋は、足利家の家紋であるとともに浄土寺の寺紋でもあります。
【境内】
【阿弥陀堂】
国の重要文化財。阿弥陀堂の中は、中央に阿弥陀如来像、その左右に観音菩薩像と勢至菩薩像が安置されています。
以外なのは須弥壇(しゅみだん)のうしろに、浄土真宗中興の祖 蓮如(れんにょ)によって書かれた「南無阿弥陀仏」という六字名号(ろくじみょうごう)が掲げられていることです。
~蓮如は本願寺の第八世だが、母親はまだ彼が幼いころにひそかに家を出てしまう。蓮如の母親は身分が低かったため、自分がいては蓮如の将来に差し障りがあると考えて、身を隠したのだった。それ以来、蓮如は生みの母親のことをずっと慕いつづけ、あちこちに人を派遣してその行方を探していた。そうしているうちに、蓮如の母親は西国の人で、瀬戸内海に面した尾道あたりで生まれたらしい、という噂が伝わってくる。それを聞いた蓮如は、西国布教の途中でこの浄土寺へやってきて、七日間参籠して念仏した。すると、厨子のなかから観音さまが光とともに現れて、母親のすがたと重なった。蓮如は感涙にむせびながら、母親と対面したという。蓮如はそのとき、涙にぬれた衣の袖で六字の名号を書いた。それが、いま浄土寺に残されている「南無阿弥陀仏」の六字名号だといわれている。~
【多宝塔】
日本三大多宝塔のひとつ。
国宝に指定される多宝塔は、浄土寺のほか、石山寺(滋賀県)、慈眼院(大阪府)、高野山金剛三昧院(和歌山県)、長保寺(和歌山県)、根来寺(和歌山県)の6塔。
このうちベストスリーは、石山寺(滋賀県)、高野山金剛三昧院(和歌山県)、浄土寺(広島県)。
【手水舎の龍】
【鐘楼】
【経堂】
【石灯籠】
小津安二郎監督の名作映画「東京物語」に出てくる灯籠。
【願掛け石】
中央の丸い石。横綱・陣幕久五郎が奉納。願い事をして回すと願いが叶うといわれています。
足利尊氏が戦勝祈願をする際、白い鳩が浄土寺へ案内したという。
【庫裏・客殿】
国の重要文化財。
【唐門】
国の重要文化財。
【浄土寺庭園】
江戸時代後期、雪舟13代目の孫にあたる長谷川千柳によって造られた築山泉水庭園。国指定名勝。
【浄土寺庭園】
庭園の上に国指定重要文化財の茶室(露滴庵)が建つ。
【浄土寺庭園】
【浄土寺庭園】
【浄土寺庭園】
【浄土寺庭園】
【客殿から見る本堂】
白砂敷きの方丈前の庭。
【客殿から見る本堂】
【方丈廊下】
【方丈から見る唐門】
【方丈廊下】
【本堂廊下】
【唐門から見る方丈】
【唐門から見る方丈】
国の重要文化財。
【方丈扁額】
【客殿中庭】
【客殿中庭】
【庫裏】
【庫裏】
【庫裏】
【庫裏から見る境内】
【尊氏供養塔】
南北朝時代の作で国の重要文化財。
~御醍醐天皇の建武新政のきっかけをつくった足利尊氏は、1335(建武2)年には、御醍醐天皇にそむいて挙兵している。だが、その翌年に上洛した尊氏は、北畠顕家(あきいえ)の軍に敗れて一度は九州へ逃れた。九州へ向かう途中で尾道を通った際に、尊氏は浄土寺に参詣(さんけい)して、本尊の十一面観音の前で戦勝を祈願したという。その年、九州で態勢を整えた尊氏は、ふたたび兵を率いて上洛する。このときにも浄土寺に参じて、十一面観音の前で観音鑚仰(かんのんさんぎょう)の和歌三十三首を献じた。このとき足利尊氏が奉納したという「紙本墨書観世音法楽和歌(しほんぼくしょかんぜおんほうらくわか)」も浄土寺には残されている。~
【浄土寺前の路】
白壁と石畳の小道。海面の反射が心地よい。
【JR山陽本線】
【奥之院への路】
尾道にもあった天空の鳥居。
【天空の鳥居】
【奥之院への路】
【不動明王】
【不動岩展望台】
大林宣彦監督の映画「ふたり」のロケ地。尾道水道の眺望は千光寺と同様すばらしいです。
【不動岩展望台】
【不動岩展望台】
【如意輪観世音菩薩】
【浄土寺奥之院】
【浄土寺展望台】
【展望台からの眺め】
【御朱印】
前回参拝時に方丈側が拝観できるのを知らず、近くまで来たので改めて参拝。
本堂(1327年建築)、多宝塔(1328年建築)は国宝。
山門(室町前期建築)、阿弥陀堂(1345年建築)、方丈(1690年建築)、唐門(1712年建築)、庫裏及び客殿(1719年建築)、宝庫(1759年建築)、裏門(江戸時代建築)、露滴庵(江戸時代建築)、納経塔(石造宝塔・1278年建造)、宝篋印塔(1348年建造)、宝篋印塔(足利尊氏供養塔・南北朝時代建造)は重文指定されている。
本堂
本堂
多宝塔
多宝塔
多宝塔
多宝塔
多宝塔
阿弥陀堂
阿弥陀堂
鐘楼
経堂
観音堂
地蔵堂
護摩堂
文殊堂
薬師堂
丹生神社
丹生神社本殿
丹生神社本殿
稲荷社
納経塔 (石造宝塔)
宝篋印塔 (重文)
宝篋印塔
宝篋印塔
宝篋印塔
宝篋印塔 (足利尊氏供養塔)・五輪塔
宝篋印塔 (足利尊氏供養塔)・五輪塔
宝篋印塔 (足利尊氏供養塔)
宝篋印塔 (足利尊氏供養塔)
山門
山門
山門
裏門
庫裏
庫裏及び客殿
庫裏及び客殿
庫裏内部
唐門
客殿
方丈
方丈
方丈
庭園
露滴庵
露滴庵
唐門
唐門
本堂
聖天堂
過去に参拝した時の御朱印です。
お寺の境内で咲いている季節のお花を押し花にしたステキな御朱印をいただきました。
季節の押し花の限定御朱印です。
通常の御朱印です。
数年前、『ブラタモリ』で紹介されているのを見て、初めて参拝させて頂きました。
建物と境内地の両方が国宝になっているのは、京都の清水寺とこちらの浄土寺だけとのこと。
その後、尾道を訪れた際には、必ず寄らせて頂いております。
本堂
阿弥陀堂と多宝塔
仏様のお使いであるハトさん達
お使い達は、とてもフレンドリー!
そして、クレバー!
ここから見える尾道の景色も素敵です。
非常に場所がわかりにくい。JR山陽線が参道入り口と山門の間に通っていてカーナビが上手く反応しない。
道も狭く離合困難なので、車参拝はあまりお勧めしない。
聖徳太子が開いたと伝わる。
本堂(国宝)
多宝塔(国宝)
多宝塔(国宝)
多宝塔(国宝)
阿弥陀堂
阿弥陀堂
山門
千光寺を後にし国道沿いに
少し歩くと浄土寺が見えてくる。
真言宗泉涌寺派大本山であり、
「国宝の寺」とも呼ばれる。
それもそのはず本堂、多宝塔は国宝であり、
他にも多数の重要文化財を有している。
裏手の浄土寺山の展望台から眺める景色は、
千光寺山展望台に勝るとも劣らず素晴らしい。
御朱印
本堂。国宝。
本堂の脇には国宝である旨が記されている。
多宝塔。国宝。
阿弥陀堂。重要文化財。
浄土寺山修験道。浄土寺裏手の修験道では一の鎖、二の鎖、三の鎖からなる岩肌を上ってゆく。一の鎖はまだしも二の鎖、三の鎖はほとんど垂直な崖であり生半可な気持ちや装備では登ってはいけない。普通の登山道もあるのでそちらから登るのが賢明かと思う。
三の鎖。写真では伝わらないがほとんど垂直に近い。
山頂からの眺め。千光寺山とは違って尾道水道を縦に見通せる。
中国観音霊場札所で尾道三山の一つ。本堂と多宝塔は国宝です!
神戸人の私は海と山が近いところに故郷を感じます。尾道は「ここなら一生住んでいい」と感じた、とてもいいところです。
神戸と違って、海からすぐのところに歴史あるお寺さんが密集しています。海を見ながら坂を上り、歴史を感じることができます。坂があることで次々と景色が変わっていきます。
浄土寺さんの背後の山に鎖場が見えたので、地元の方に聞いてみると「子供のころはよく遊びで登ったりしていた」とのこと。
どうみても「遊びで登る」傾斜に見えないんですが・・・「ぜひどうぞ!」と言われたのですが、当時はバイク装備で来ていたので、次回は鎖場装備で参拝させていただきます。
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