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厳島神社ではいただけません
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いつくしまじんじゃ

厳島神社のお参りの記録(1回目)
広島県広電宮島口駅

投稿日:2023年04月25日(火)
参拝:2023年4月吉日
宮島口の地下道には厳島神社に祀られている三女神のイラストがあります。

宮島工業高校の卒業制作のようです。

宗像三女神は日本神話に登場する三姉妹の女神で、須佐之男命(すさのおのみこと)と天照大御神(あまてらすおおみかみ)との天真名井で行った誓約の際に、天照大御神が須佐之男命の持つ剣を譲り受けて、その剣から産まれた三女神このことをいう。ちなみに天照大御神の持つ勾玉からは5人の男神が産まれ、須佐之男命は美しい勝ったと思い暴れてしまい、後の天照大御神が天岩戸に閉じこもってしまう。

宗像三女神はあらゆる道の最高神、道主貴(みちぬしのむち)として信仰され、宗像大社は交通安全の神として有名。
また、日本にはたくさんの神がいるが貴(むち)という称号を持つ神は他には天照大御神(おおひるめむち)と大国主命(おおなむち)の2つだけ。

宗像三女神には以下の神がいる
田心姫命(たごりひめのみこと)
長女。福岡県宗像市の宗像大社では沖ノ島の沖津宮に祀られている。

湍津姫命(たぎつひめのみこと)
次女。福岡県宗像市の宗像大社では大島の中津宮に祀られている。
田心姫命同様、単体で祀る神社は少ない。

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
末っ子。福岡県宗像市の宗像大社では本土の辺津宮に祀られている。
宗像三女神はどの女神もとても美しいが未子の市杵島姫命だけは絶世の美人と言われるほどの美しさを持つ。主に海の神だが、勝負事、交通安全、美容、芸能、豊漁、五穀豊穣の多岐にわたるご利益があるが弁財天とも習合し、弁財天としても信仰され、金運の神ともされている。
さらには、天照大御神から天皇を助けよとの命令で宗像の地に降りたのだから(福岡県鞍手郡の六ヶ岳や大分県宇佐市の御許山にも降臨した神話かある)、天皇を助ける裏天皇でもある(すずめの戸締まりの宗像草太はそれをモチーフとしてるのか?男にされてるけど元々女にする予定だった)。

イラストでは
長女 田心姫命(たごりひめのみこと)
立ってるほうでは左側
座ってるほうでは右側

次女 湍津姫命(たぎつひめのみこと)
立ってるほうでは右側
座ってるほうでは左側

未子 市杵島姫命(いちきしまひめこみこと)
全て真ん中

厳島神社は社殿が美しいがゆえに観光地化しており、宗像大社や伊勢神宮や出雲大社みたいな祀られている神を前面に押し出してる感がせず、ほとんど誰も祀られている神を知らずに来ているため、こういうのもあったほうがいいのではと思うが、このイラストには案内板も設置されていない。

このイラストは宮島三女神物語と名前がつけられ、2008年に夏バージョンと秋バージョンを宮島口のお砂焼まつりの際に公開。2009年には春バージョンと冬バージョンを公開した。
このイラストは大野町商工会による宮島口町並みアート化事業の一環としてこのアートを制作された。
厳島神社(広島県)
春バージョン
厳島神社(広島県)
春バージョン拡大
厳島神社(広島県)
田心姫命(春)
桜色に近い紫。桜の色に合わせたいのだろうけど未子が(おっと)
厳島神社(広島県)
湍津姫命(春)
十二単に裳がないけど姉や妹より動いやすいのかな。 袖口から手が出ている。
厳島神社(広島県)
市杵島姫命(春)
桜に合わせて桜色の十二単を着ている。
厳島神社(広島県)
夏バージョン
全体的に緑色。大野側から見た宮島と花火(厳島神社の回廊という記事もある)。花火と十二単の組み合わせがすごい。
厳島神社(広島県)
田心姫命(夏)
竹にも紫の十二単は映える。
厳島神社(広島県)
湍津姫命(夏)
次女だけど何か子供っぽい。あまり暑い色にはしたくないのだろうね。
厳島神社(広島県)
市杵島姫命(夏)
緑の十二単を着ている。緑の衣装だと何かと豊穣の神様らしさを感じる。何か恵みをもたらして豊作にするような雰囲気も感じられる。何か稲を持たせてあげたい。
よく見ると春バージョンよりも枚数が多い。さらに姉神よりも枚数が多い。姉神は5〜6枚(それに小袖と袴、田心姫命はそれに裳)くらいだったのに市杵島姫命は8枚。それに小袖と裳と袴を合わせると少なくとも10枚以上。まあ、夏なのでたくさん汗かいてるのだろう。当然、小袖は汗びっしょりなんだろうね。
でも市杵島姫命はそれくらいにしないといけない神なんだろうね。姉神より美しく、神力も姉神より強く、天皇を助ける役割なのだから。天照大御神様がそれくらいにしないといけないと思ってるのかな?市杵島姫命の祀られている宗像大社も辺津宮が実質メインだし。あとこの島の名前の由来となった神、つまりこの厳島の主なのだから。目に何かと使命を感じる。
宮島工業の生徒はそれをわかってて描いたのだろうか。もしくは単に名前の由来となった神だから姉神より格式高くしたのか。
でもこの絵は夜だが、昼バージョンがだったらどう描いていたのだろう。
昼はこの十二単を着ていたのか、三女神ともある枚数を減らし、裳を外して小袖と袴が見える軽めの衣装なのか、もしくは小袖と袴の巫女や神職の略式装束か、もしくは小袖だけだったのか。いろいろと考えてしまう。 
袴が赤いから脱がすと巫女のような姿なんだろうな。
厳島神社(広島県)
秋バージョン
三女神に紅葉が舞い落ちる様子。
厳島神社(広島県)
秋バージョン拡大
厳島神社(広島県)
田心姫命(秋)
袖に舞い落ちた紅葉が美しい。
厳島神社(広島県)
湍津姫命(秋)
紅葉に合わせたのか全体的に暖色系の重ねに。
厳島神社(広島県)
市杵島姫命(秋)
紅葉にあわせたのだろう。暑い夏よりも涼しい秋のほうが枚数が少ない。
気づいてる人もいるだろうけど秋バージョンと春バージョン、夏バージョンと冬バージョンでは三女神のデザインが同じであとは色が違う。
厳島神社(広島県)
冬バージョン
雪の宮島。鹿が象徴的。夏でも冬でも十二単を着てる。
厳島神社(広島県)
田心姫命(冬)
鹿は田心姫命の美しい姿に何を思うのか。
厳島神社(広島県)
湍津姫命(冬)
色目に青の重ねと青の袴。冬を表したいのかな?
厳島神社(広島県)
市杵島姫命(冬)
夏とはまた雰囲気も違った。秋と冬では赤系だが、色目が違う。市杵島姫命は赤系が本来の色なのかな。
厳島神社(広島県)
田心姫命 全体的に見ると
全体的に紫を基調としていて何か水色の宝石?のついた物を頭につけている。
十二単は変えてもアクセサリーは変えない。アクセサリーで神様らしさを醸し出している。
厳島神社(広島県)
湍津姫命 全体的に見ると
全体的に黄色を基調としている。
頭につけているかんざしも大切なものだろうね。
厳島神社(広島県)
市杵島姫命 全体的に見ると
市杵島姫命は厳島の名前の由来(?)というだけあって姉神より組み合わせが自由に見える。
これが沖ノ島だったらどうなるんだろうねw
次女の湍津姫命よりも末女の市杵島姫命のほうが衣装の格式が高いから湍津姫命が何か嫉妬していそうだけど、市杵島姫命が天皇を助ける役割があるのと同じように田心姫命や湍津姫命は市杵島姫命を助けないといけない役割があるのかも。
天照大御神も市杵島姫命には厳しくて時には優しいのかもな。市杵島姫命がまともに機能しないと田心姫命や湍津姫命の役割も機能しなくなるから。(でないと役割放棄)
厳島神社(広島県)
弥山の山頂の近くにある御山神社は三女神それぞれを祀っているが、左は田心姫命、真ん中は市杵島姫命、右は湍津姫命だが真ん中の市杵島姫命の社だけが格式高く造られている。
厳島神社(広島県)
よく見ると三女神それぞれ袴の形も違う。
夏バージョンと冬バージョンで載せるが、一番左の田心姫命はスタンダードな長袴、真ん中の湍津姫命は巫女のような長袴、右の市杵島姫命は高貴な感じの長袴だ。
袴にもアクセサリーにも衣装の組み合わせにも三女神の個性が活かされてる。
よく見る宗像三女神のイラストでは衣装は古代風で色違いや身につけてるアクセサリーが違う程度だったりするが、宮島口のイラストみたいにここまで衣装まで違うのは面白いと思う。
厳島神社(広島県)
厳島神社大鳥居。
厳島神社の建物その他
祓殿。みんな通過するけどやったほうが推奨。
厳島神社の建物その他
平安時代感ある。これから三女神の十二単姿を想像できるかも。
厳島神社(広島県)
回廊。三女神が現れてもおかしくない。
厳島神社(広島県)
厳島神社御祭神。この神が十二単姿は胸熱。男神はどんな姿かな。
厳島神社(広島県)
拝殿。
厳島神社の授与品その他
祈祷のお下がりとお守りなど。
厳島神社(広島県)
不明門。神しか通れない。想像だけどつまり十二単姿でここを通ってるのか
厳島神社(広島県)
大鳥居。きれいになった。

すてき

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