清泉寺

群馬県 世良田駅

義平山妙満院清泉寺は、東京都文京区湯島にある宝林山霊雲寺（真言宗霊雲寺派総本山）。
元禄七年（1694年）には関八州の真言律宗の総本寺とされたが、昭和二十二年（1947年）に真言宗霊雲寺派を公称して真言律宗から独立した。）に属し、真言律宗の祈祷寺であった。
創建は明かではないが、寺伝によれば平安時代末期に新田義重の娘で、悪源太義平（源義平）の妻がこの地に庵を結んだのがこの寺の起源と云われています。
悪源太義平は、平安時代末期の武将源義朝の長男であり、鎌倉幕府を開いた源頼朝や源義経の異母兄にあたる。
平安時代末期の久寿二年（1155年）、父・義朝が叔父・源義賢（義朝の異母弟、木曾義仲の父）と対立した際には義賢の居館武蔵国比企郡の大蔵館を急襲し、義賢や義賢の舅・秩父重隆を討ちとって武名を轟かせた。この合戦は秩父一族内部の家督争いに端を発したものに、源氏内部の争いが結びついたものである。なお、この事件の後に義平が処罰されていないのは、当時、武蔵守であった藤原信頼と義朝が関係を深めており、信頼の黙認があって起こした事件であるからとする説がある。
この大蔵合戦以降「鎌倉悪源太」と呼ばれるようになった。この「悪」は善悪の悪ではなく、「強い」「猛々しい」というほどの意味であり、「鎌倉の剛勇な源氏の長男」という意味である。中世の悪党の用法もこれと同じである。
平治の乱（平治元年12月9日 - 永暦元年3月11日）には、三浦氏や上総氏といった親しい東国武士の手勢を率いて上京し、父源義朝と共に平清盛と戦いました。「待賢門の戦い」での平家の嫡子平重盛との戦いは左近の桜・右近の橘の場面として平治物語の一つのハイライトとして語られています。
戦局は源氏に利あらず一度東に逃れるも父義朝は討たれてしまい。義平は父の仇を討つべく京に潜入し清盛親子の命をねらったが永暦元年（1160年）に捕えられ、六条河原において斬首された。享年二十歳。
義平の妻は新田義重の娘であったが、夫の死を知り京に上ってその首を秘かに持ち帰りこの地に埋葬し、剃髪して妙満尼と称し夫の菩提を弔ったという。
（清泉寺案内板、太田市HP、Wikipediaより）