うすじんじゃ
碓神社
群馬県 竜舞駅
神々の戦いというと、日光戦場ヶ原の由来にもなってる二荒山の神と赤城山の神の神戦譚が有名ですが、地元にも神同士の戦いの逸話のある神社があると知って行ってみました。
昔、この沖之郷地区の碓神社と神と、隣の茂木地区にある御霊神社の神が、境界を巡って戦ったという言い伝えがあるそうです。
勝ったのはこの碓神社の神ですが、芋のつるに足を取られて遅れを取ってしまい、この沖之郷地区では芋を忌むようになり作らなくなったのだとか。
一方、敗れた御霊神社の神はトウモロコシ畑に隠れたところ、トウモロコシの穂で目を突いてしまい、茂木地区ではトウモロコシを作らなくなった。
以来、両村では縁組等もあまりしなくなったそうです。
おそらく村の境界争いや水争いが伝説化したものかと思いますが、興味深いお話です。
着いた時、この左の方になぜか郵便局の車が止まってて半分しか撮影できず(^^;
写真では解りにくいですが、周りは何もない広大な田園地帯で、この鎮守の森だけが島のようにポツンとあります。
ちょっと南にある塚廻り四号墳という墳丘のない古墳。
自然に崩れてしまったのか、農地開発で切り崩されてしまったのか、田んぼの中から見つかったそうです。
塚廻り四号墳から見た碓神社。
ご覧のように周りは田畑しかありませんが、この古墳の様子とか見ると昔は集落とかあったのかも。
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