飛騨匠神社のお参りの記録(1回目)
岐阜県高山駅

飛騨護国神社の境内にあるが、別法人のため境内社ではありません。兼務社と言った方が正しいのかもしれません。主祭神に木匠祖神　猪名部眞根大人、相殿神に飛騨匠累代神璽・手置帆負神・彦挟知神を祀っています。社殿造営は昭和三十六年（1961）と新しいのですが、飛騨国分寺境内「木鶴堂」に歴代工匠諸霊を併せて祭祀・供養されており、明治十二年（1879）当地に中教院が創立されると、木鶴神像を残して国分寺より分離。神霊は中教院に遷されました。明治に入ると各地の神社は合祀されその数は減らされていた時期で新たな神社の設立は認められなかった。その為大神宮の客神として祖霊社に祀られていました。奈良時代には飛騨の国は通常の租税が免除されていた代わりに飛騨の匠の技を生かした賦役が課され毎年多くの匠人が駆り出されか国の労役を強いられていたとのこと。その頃より飛騨の匠の技は有名だったということです。そのような環境だった飛騨の人の祖神を祀ることはごく自然な流れだっと云えます。