陣屋稲荷神社のお参りの記録(1回目)
岐阜県高山駅

一本杉白山神社に隣接しています。神職は常駐していません。御朱印は書き置きが用意されていますが、一本杉白山神社の御朱印と紙や書体が同じなので兼務社か境内社だと思われます。以前は高山陣屋（高山派下屋敷）の隅に鎮座し収納米御蔵の守護神とされていました。大正三年（1914）に現在地に遷座したものです。旧社地には根古石が今なお残されており、「ある日、代官の娘が邸内の庭で池の鯉を眺めていた。急に飼猫が娘の着物のすそをくわえて引っ張り、離そうとしない。畜生のくせに娘に執念を燃やしていると見たのか、代官は即座に刀を抜いて切りつけた。猫の首は松の枝に飛んで、娘を一呑みにしようとねらっていた大蛇の首にかみついた。忠義な飼猫の霊を祭ったのが根古石であるという」詳細は引用先によって異なりますが、この猫石が稲荷神社の創建に関わっているとの説もあります。残念なことに帰宅してから知った話なので現物は見ていません。