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千光寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年09月17日(土)
参拝:2022年8月吉日
【飛騨國 古刹巡り】
千光寺(せんこうじ)は、岐阜県高山市丹生川町下保にある高野山真言宗の寺院。山号は袈裟山。本尊は千手観世音菩薩。別名は「飛騨千光寺」。円空作の仏像が63体あり「円空仏の寺」として知られる。境内の五本杉は国の天然記念物。
寺伝によると、仁徳天皇65年(377年)、両面宿儺(りょうめんすくな)による開山。両面宿儺は『日本書紀』に登場する、飛騨國に現れ民衆を苦しめた異形の人で、朝廷が派遣した武振熊命(たけふるくまのみこと)により退治されたとされる。奈良時代の720年に泰澄により白山神社が開かれ、平安時代の850年に真如親王(弘法大師十大弟子の一人で、嵯峨天皇皇太子)が開基している。
戦国時代の天文年間(1532年~1555年)に兵火で焼失。1546年に桜洞城主・三木直頼により再建されるが、1564年の武田信玄の飛騨攻めにより再び焼失。1588年に金森長近により再建されている。江戸時代の1685年頃、円空が当寺に滞在し、両面宿儺像など多数の仏像を彫ったという。
当寺は、JR高山本線・高山駅の北東6kmあまりの山の中にある。山の麓の公道からくねくね山道を2km登ると伽藍のあるエリアに辿り着く。どこからどこまでが境内地かは分からないが、伽藍周りは割とコンパクトに集まっていて見て廻りやすい。最大の特徴は、円空作の仏像を中心に展示している<円空仏寺宝館>があることで、入館したところお寺の方がマンツーマンで詳しい説明をしていただけた。
今回は、飛騨高山の人気観光地であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、自分たち以外には参拝者は特に見掛けなかった。
山裾にある当寺入口。ここから2kmほど山道を登って行く。
下の段の駐車場近くにある、伽藍入口の<極楽門>。山の緑とのコントラストが美しい。
極楽門左側の<吽形仁王像>。
極楽門左側の<阿形仁王像>。どことなくユーモラスで親近感が湧くお姿。
極楽門の近くにある<十王堂>。
十王堂の中にある<輪廻地獄極楽絵図>。横に長い大きな絵画で、写真は閻魔大王のお裁きの場面。
極楽門をくぐると、伽藍への階段が伸びている。
階段を登り切ったところからの眺め。
階段を登り切ったところにある石碑。
石碑の後ろにある<鐘楼>。
いよいよ本堂に向かう。
<本堂>正面。五色の寺院幕が見た目を引き締めている。
本堂の右側にある<瑜祇庭(ゆぎてい)>。小さいが素晴らしい雰囲気。
瑜祇庭の前にある<宝篋印塔>。
本堂の左手(西側)にある<宿儺(すくな)堂>。
宿儺堂内にある<石造両面宿儺像>。日本書紀にも登場する怪物にして飛騨國の英雄、そして当寺の開山と言われる。
宿儺堂の左手にある庭。中央は弘法大師像。
さらに左手に進むと、小高い場所に<辨天堂>がある。
ふたたび本堂近くに戻って、本堂への階段下にある<摩尼車>。ブータン王国から来たものとのこと。
本堂下から東方向に進むと、横に非常に長い<庫裏>がある。御朱印はこちら。
さらに東方向に進むと、突き当りにある<円空仏寺宝館>。
<円空仏寺宝館>入口。有料拝観だが、見応え十分で、たまたまお寺の方のマンツーマン解説付き。感謝のしるしに授与品をいろいろ買ってみた。(o^―^o)
寺宝館近くから見える景色。雄大な景色で、かつて大いに繁栄したのも頷ける。(^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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