磐椅神社の御朱印・御朱印帳

公式福島県 猪苗代駅

　磐椅神社の通常御朱印で、会津五桜の大鹿桜の印か、えんむすび桜の印か選べます

　磐梯山に昔から伝わる民話「足長手長」。磐椅神社は磐梯山頂から現在の場所に下りてきたと伝わる。
　民話　足長手長
　夫婦の妖怪「足長手長」が磐梯山から足を伸ばして雲をかき集めて太陽を遮り、猪苗代湖の水を手ですくってばら撒いて大雨を降らせ、作物が育たず村人が困っていました。通りかかったお坊さん（弘法大師）が、村人らを救うため磐梯山に登って、足長手長に「何でもできるようだが、今より大きくなれるか」と聞くと、雲を突き抜けるぐらい大きくなった。お坊さんが「なら、今度はこの鉄の鉢に入れるぐらい小さくなれるか」と聞くと、足長手長はあっという間に小さくなった。お坊さんは足長手長を鉄の鉢に入れてふたを強く閉めて、磐梯山頂に埋め、大きな石を置いて出られないようにした。足長手長は、磐梯明神としてまつられ、太陽の光が戻り、作物が取れるようになった。やがてふもとに社が建てられ、それが磐梯山の神様である磐椅神社と伝わる。

　江戸時代に選ばれた会津地方の有名な五桜の一つがモチーフ。里桜の一種の八重桜で、めしべが葉っぱのように変化するのが特徴。桜の枝が鹿の角のように見えたのが名前の由来。開花時期は４月末～５月上旬ごろ。

　鎌倉時代に植えられたとされる樹齢800年以上の鳥居杉の二股に分かれた場所に自然と根付いたヤマザクラがモチーフ。桜の花がハートの形になっている。桜は推定50年以上は毎年花を咲かせている。杉と桜が縁を結んだことから、えんむすび桜と命名された。

磐椅神社の手水は、地下からわき出る磐梯山の伏流水で、その流れをモチーフにしている。
地下水のため夏は冷たく、冬は温かい。会津名水紀行三十選に選ばれている。2013年に一般からの応募の中から決めた「選定ふくしまの水文化」の中で「特に後世に伝えたいふくしまの水文化」に選ばれた。