ふうろぐう
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風浪宮ではいただけません
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風浪宮のお参りの記録(1回目)
投稿日:2023年04月08日(土)
参拝:2023年2月吉日
【筑後國 古社巡り】
風浪宮(ふうろうぐう)は、福岡県大川市酒見にある神社。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。祭神は少童命三座(表津少童命、中津少童命、底津少童命)、息長垂姫命(神功皇后)、住吉三神(表筒男命、中筒男命、底筒男命)、高良玉垂命。俗称は「おふろうさん」。本殿、石造五重塔は国指定の重要文化財。
社伝によると、神功皇后が三韓征伐からの帰途、192年に筑後國葦原ノ津(大川榎津)に寄った際、阿曇蓮磯良丸に少童命(わだつみ)を祀ったのが始まり。戦国時代には筑後國柳川城主の蒲池鑑盛の崇敬を受け、1560年に本殿を建立している。明治に入り近代社格制度のもと県社に列格した。
当社は、西鉄八丁牟田駅の西方5kmの、花宗川南岸の平地にある。境内は広大で、その北西側は県道710号線に面しているが、県道の反対側には風浪宮外苑・大川公園や当宮直営の保育園、幼稚園があり、かつては相当な広さを誇っていたものと想像される。境内入口を入り鳥居をくぐって進むと、社殿周りは神門と透塀で囲まれた造り。神門前には大きな池があり、神橋を渡って進む。大きな社殿の周りには境内社も多く、その他構造物も多いため、かなり見応えがある。巨大な古木が古社の雰囲気を醸し出し、本殿、石造五重塔といった国重文が歴史ロマンに誘ってくれる。さすが別表神社といったところ。
今回は、福岡県の旧県社、別表神社であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、社殿前では例祭の準備中であったが、親族連れ、夫婦連れなどいろんなタイプの参拝者が訪れていた。
境内北西端入口全景。開放的な入口に大きな<鳥居>が立っている。
道の反対側(撮影位置の後方)は広い駐車場と大きな大川公園(当宮外苑)。
道の反対側(撮影位置の後方)は広い駐車場と大きな大川公園(当宮外苑)。
境内に入ると<鳥居>と<社号標>。鳥居の石扁額と社号標には「風浪神社」と刻まれている。
参道進んで左側にある本格的な<手水舎>。
手水舎近くの参道上から前方を望む。突き当りに<神門>があり、その両側に<透塀>が繋がっている。まさに大社の構え。
参道の左手にある<素戔嗚神社>。
参道の右手、少し離れたところにある<休憩所>。本来は絵馬殿か何かだったのかな。
いよいよ<神橋>を渡る。
神橋上から左側を眺める。本格的な池に太鼓橋が架かっている。
神橋上から右側を眺める。こちらには浮島がある。
<神門>全景。中央上部のセンスの良いお洒落な<干支絵馬>と可愛らしい<提灯>が気になる。(o^―^o)
神門をくぐったところからの眺め。ちょうど例祭か何かの準備作業中。
<拝殿>全景。堂々たるサイズ感と重厚感。
拝殿前左側の<狛犬>。
拝殿前右側の<狛犬>。
<拝殿>正面。向拝下の極太の注連縄が圧巻。
<拝殿>内部。写真右側の像は、神功皇后の三韓征伐の渡海を助けた、当宮初代宮司・安曇磯良丸(あづみいそらまる)の像。
神門をくぐったところから右前方にある<御神木>。「白鷺の楠」と呼ばれ、神功皇后の三韓征伐の帰途、風浪から皇后を守った少童命(わだつみのみこと;当宮の御祭神)の化身、白鷺がこの木に止まったとされている。
こちらが「白鷺の楠」の根元。推定樹齢はなんと2000年、幹回りは8m以上とのこと。
拝殿後ろの<本殿>。戦国時代の1560年、筑後國柳川城主・蒲池鑑盛による再建。三間社流造、檜皮葺。国指定の重要文化財。
本殿の周りを広く瑞垣が囲っている。
本殿の周りを広く瑞垣が囲っている。
ここから反時計回りに社殿周りを見て廻る。
本殿の右側に建つ<天満社>(中央)と<蛭子命>(左)。
本殿の右側に建つ<天満社>(中央)と<蛭子命>(左)。
天満社の左側に建つ<薬師社>。
社殿の左側に廻って、本殿の左側にある<月讀神社>。
月讀神社の左側に建つ<稲荷社>。
稲荷社の左側に建つ<岩藤稲荷社>。
裏手に廻るとまた鳥居があって、扁額には「松風稲荷社」とある。
表側に戻ると、こちらが<松風稲荷社>の鳥居。社殿を両側で活用するとはすごい。(^_^;)
拝殿に向かって左手、少し離れたところにある<石造五重塔の覆屋>。
こちらが<石造五重塔>。南北朝時代の1355年(正平10年)の銘があり、「正平塔」とも呼ばれる。国指定の重要文化財。
最後に、駐車場脇にある「風浪宮しらさぎ幼稚園」の園庭。写真右後方の古木もすごいが、なんと園庭に本格的な境内社が建っている。すごっ!(;゚Д゚)
すてき
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惣一郎1269投稿
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