良き祖先となるには【今日の言葉】

2021.05.19

「我々も皆全て、いずれは未来に生まれてくる人たちにとっての祖先になる。その時に、未来の人たちに、我々は良き祖先と思ってもらえるかどうか？　負の遺産を残した悪い祖先として記憶されないよう、良き祖先になるには今どう行動すれば良いのか？」
Roman Krznaric／訳:松本紹圭

日々の生活や仕事の中に、「良き祖先になるには」という視点を加えるとどうでしょうか。人生の見え方が随分と変わってくるように思います。

たとえ、おこなうことは変わらなくとも、自分の存在や、自分がおこなっていることがこれまでとは違って見えたり、向き合い方も変わってくるかもしれません。

人生が、生から死という有限的で、自己主体なあり方だけでなく、もっと時間軸の長い、開かれたあり方へと転ぜられてくる。

人として大切にされてきたものを、今また紡ぎなおし、後世に遺していくような、利他的な意味が、そこに見出されてくるように思われます。

さて、本日も「良き祖先となるには」と、一日を大切に過ごしてまいりましょう。

南無阿弥陀仏