御朱印を　参拝の証　御守に　　2

「御神名印」の巻

6月になってからは静かな境内に時々参拝客の方々が見えられています。
前回に続き、御朱印のことを紹介しておきます。

当社の御朱印は３種類、先にお伝えしました。
他に、「御神名印」　というものをお受け頂いています。
これは当社の主祭神ウガヤフキアエズノミコトの御神名を刻んだ印です。

ウガヤフキアエズノミコト。
日本神話に関心のある方はご存知かと思いますが、神話「海幸山幸」で知られる山幸彦、火遠理命ホオリノミコトの御子で、神々の系譜においては日向三代という古い時代の神様であられます。
そして、その御子が、神倭伊波礼毘古命カムヤマトイワレヒコノミコト、初代天皇となる神武天皇です。

稲の神、山の神に、海の神のパワーが融合して、遥か上代から古代へ、まさに神の世から人の世へ、そうした時代の橋渡しともなる神様です。

その版は明治時代の御札に使用されていたもので、それを押したものです。
当時はすべて神職の手作りで御札が奉製されていたものでした。その大変貴重な版の印章です。
朱の御朱印版と、黒の護符版とを用意しております。
ただ、版の特性上これは書き置きのみとなります。

御朱印等とともに、参拝のしおり、由緒書きと、記念の絵葉書カードをお受け頂いています。
お参りの後、参拝の証ともなる御守として、どうぞお受け下さい。