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だいあんぜんじ|臨済宗妙心寺派萬松山

大安禅寺の御由緒・歴史
公式福井県 中角駅

ご本尊正十一面観世音菩薩 伝・行基菩薩作造
創建時代1658年
開山・開基開山・大愚宗築禅師 開基・福井藩第四代藩主松平光通公
ご由緒

越前松平家永代菩提所・福井の名刹大安禅寺

万治元年(1658年)第4代福井藩主松平光通公が、時の名僧大愚宗築禅師に深く帰依され両親、及び祖先の恩を忘れないために、福井藩主松平家の永代菩提所として建立されたのが大安禅寺です。山号は萬松山、宗派は臨済宗妙心寺派の禅寺です。

境内より約300mほど登った山中には、福井歴代藩主の廟所、通称「千畳敷」があります。その墓石の高さは約3.7mあり、大名墓としては日本一と称され、「千畳敷」に敷き詰められている石は1360枚にのぼり、墓塔、敷石、廟所を囲む柵、門扉にいたるまで、福井産の名石・笏谷石が用いられた見応えのある廟所です。

正面奥に初代藩主である結城秀康公、両側に歴代藩主や室の墓塔が整然と配置され、廟所門扉(引戸)の表側には松平家の葵の紋が、内側には豊臣家の五七桐の紋が彫られています。また廟所より少し下ったところには、生前大安禅寺をこよなく愛した幕末の歌人・橘曙覧の奥墓や、彼と親交の深かった種痘医・笠原白翁の墓もあります。

また伽藍も創建以来、約360年、空襲や震災また大雪の被害などを乗り越え、創建当初の面影を現在に伝える貴重な福井の文化遺産です。平成20年には、その価値が認められ、本堂はじめ伽藍一帯が国重要文化財に指定されました。その価値とは、大安禅寺が、越前藩主松平家の菩提所として江戸初期から中期にかけて造営された伽藍に良好に保存されていること、各建物の意匠が優秀で福井藩大工の高い力量を示すことが挙げられます。建造物としては、福井市内で唯一の国指定重要文化財です。尚、坐禅堂(枯木堂)は明治初期に老朽化のため取り壊され、平成8年に復興されたものです。

 現在では、観光寺院としても門戸を広げ、法話や禅体験(坐禅・写経)精進料理などを通して、禅をもっと身近に感じてもらう取り組みをしています。また花菖蒲のお寺としても知られ、6月には60種類・約1万株の花菖蒲に約1千株の紫陽花、そして100種類以上のバラが咲き誇り、この時期には全国から大勢の拝観者で賑わいをみせます。このように大安禅寺は、福井だけでなく多くの人が集う「心の道場」として今なお親しまれています。

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