八剱八幡神社のお参りの記録(1回目)
千葉県木更津駅

令和7年（2025年）4月5日（土）
千葉県木更津市富士見の八剱八幡神社にお参り

駅からハイキングで木更津駅周辺を散歩

　市役所の建物の裏の方に回るとそば屋が見え、そのすぐ向かいが八剱（やつるぎ）八幡神社。お参りをすると、黄色のジャケットを着たおっちゃんが近寄ってくる。どうやら解説ボランティアの方らしく、解説しましょうか、とのことなのでお願いをする。
　神社の御祭神が応神天皇ほかであること、特にこの神社は日本武尊（ヤマトタケルノミコト）のゆかりの神社であることの説明。尊は東征のために今の横須賀から船に乗るのだが、そこで海が荒れてしまい、尊の妻の弟橘比米売（オトタチバナヒメ）が入水することで海の神を鎮め、無事に渡ることができたのだが、比売を失った尊は悲嘆に暮れてしばらくこの地に滞在。しばらく滞在したので「きみさらず」というのがやがて「木更津」になりました、という話。神社の参集殿のでっかい鬼瓦があるのだが、一つは日本武尊で、海の方を眺めていて、もう一つは弟橘比売で自分が祀られている吾妻神社を眺めているというもの。
　大坂の陣でこの地方から行った水夫が犠牲になったことをきっかけに特権的な地位が付与されたという話はここで聞いた。海上航路での移動には陸路の関所で求められた通行手形のような面倒なものが不要だったということなのだが、それって本当なのだろうか？本当にそうだったら、いろいろな事情のある人はみんな航路で移動するのではないか。幕府は「入鉄砲出女」を特に警戒したわけだがで江戸から航路で脱出する婦女はいなかったのだろうか？
　本殿の天井は格天井になっていて、狩野派が花を描いているのだが、それが復元されている。
　関東で一番大きい神輿の展示も案内いただく。重さ1.5トン。東京湾アクアラインが開通したときのイベントとして、この神社、そして東京の富岡八幡宮、鳥越神社の3つの神輿がそろって大いに盛り上がったとのこと。
　富岡八幡宮には何度かお参りしたことがあるけれど、そこではそこの神輿が日本最大と言っていたように思う。ここで、どちらの方が大きいのかということをただすのは野暮というものか。こちらの神輿は担ぎ棒が２本でとても勇壮だということ。お祭は７月の第２日曜とのこと。機会があれば見てみたいものだ。
　せっかくなので御朱印をいただくことにする。直書きで300円。