おそれざんぼだいじ|曹洞宗
恐山菩提寺
青森県 下北駅
6:00~18:00(毎年5月1日〜10月31日 冬季は閉山)
恐山は小さい頃に連れられた事があり、社会人にあってからは友人のお墓がむつ市にあるので、時々お墓参りの後寄ったりすることがありますが、御朱印は頂いたことが無かったので、今回お墓参りの後寄らせて頂きました。
恐山は日本三大霊場(比叡山、高野山、恐山)の一つです。
けっこう長いこと山道を走ります。
近づくと何とも言えない硫黄の臭いがするので「あぁ、恐山に来たな」と実感します。
けっこう【恐山】というと霊を連れてくるから行くものではない、とか、一度行くと霊を連れてくるから一度行ったらもう一回行って霊を下ろして来なくてはならない…などなど脅かされたり、怖い噂が流れますが、大人になり神社仏閣巡りをしていくうちにまったく怖くなくなりました。
と、言うのもこちらの御本尊は地蔵菩薩さま。
釈迦の入滅後、弥勒菩薩が現れるまで六道すべての世界で衆生を救ってくれるなんとも慈悲深い菩薩さまで、地獄の十王でいくと【閻魔大王】。
なんとも死者の行きくつく場所である恐山らしい御本尊様です。
あと、奥の院には不動明王もおられます。なんとも安心感倍増。
恐山は風が強いので秋にいく時は寒いのでご注意を。(私達の行った時はいつになく温かい日で、霊場アイスまで食べてきました)
あと、宇曽利湖が晴れの日だと本当に綺麗なので、温かい季節の晴れ日に行くのがオススメです。
さて、この日は着くとちょうどご祈祷が始まった為、ありがたく暫く読経を聞かせて頂きました。(とってもいいお声の読経でした)
その後はぐるりと恐山を巡り、御朱印を頂戴しました。オリジナルの御朱印帳もありますが、今回は授けて頂きませんでした。
こちらは宿坊もあるので、遠くから来られる方は宿坊に宿泊されてもいいかもしれません。(何人かのスピリチュアルブロガーも大絶賛してました。宿坊初心者でも大丈夫だそうです)
奥が本堂です。
上から見るとこんな感じです。
神秘的な宇曽利湖。場所によってはエメラルドグリーンに見えます。
恐山名物?霊場アイス。
シャリシャリのシャーベット系。こちらは珍しいヨモギ味。
死者の世界とつながるといわれる恐山にあるお寺です。
参拝前はおどろおどろしい印象を持っていました。たしかに温泉(入浴できます!)も湧いているほどの荒涼とした岩場が一体に広がっていて、ところどころ硫黄も噴き出ています。
しかし死の世界と近いということは亡くなった人と出会える場でもあります。たくさんの地蔵菩薩様に出会うたびに、亡くなった人たちへの多くの思いが詰まっているお寺だと実感しました。
死者は仏様となり我々を見守ってくれています。生きる人は亡くなった人々の思いを受けて生きることになります。死は単に死ではないということを再認識する経験となりました。ありがとうございました。
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