曹洞宗
革秀寺のお参りの記録一覧
【陸奥國 古刹巡り】
革秀寺(かくしゅうじ)は、青森県弘前市藤代にある曹洞宗の寺院。山号は津軽山。本尊は釈迦牟尼仏(釈迦如来)。本堂、津軽為信霊屋は国指定の重要文化財。
『津軽一統志』によると、17世紀初め、弘前藩祖・津軽為信が別地に創建、為信が帰依した長勝寺8世・格翁舜逸が隠居所としていた。為信が没した1608年、弘前藩2代藩主・津軽信牧が現在地に移し、父・為信の菩提寺にしたと伝わる。『津軽歴代記類』によると、津軽信牧が父・為信の菩提のための位牌所として創建したとの説もある。以後、藩祖の菩提寺として津軽藩の厚い保護を受け寺領100石を安堵され、歴代藩主の帰依を受けた。明治期に入り堂宇が荒廃したが、1906年に修繕再建された。
当寺は、JR奥羽本線・弘前駅の西北西4kmの岩木川の北岸の平地にある。境内南東側の入口には広い蓮池があって、一面に蓮が生育しているのが印象的。さすが江戸初期からの寺院ということで、伽藍がさほど数多くないのに対し、境内は広々している。国重文の本堂の南西側に広い立入禁止エリアがあって、そこが津軽為信霊屋になっている。歴代津軽藩主・藩士の信仰の場所となっていたというだけあって、独特の神聖な雰囲気がある。
今回は、本堂および津軽為信霊屋が国重文ということで参拝することに。参拝時は休日の午前中で、自分以外に参拝者は特に見掛けなかった。
境内南東端入口全景。
参道の両側には、広大は蓮池が広がっている。この景色は壮観。(;゚Д゚)
参道を進んで橋をる。林の間から<山門>が見える。
入口の<山門>。扁額には「仰高門」とある。
山門くぐってすぐ右側にある<鐘楼>。
山門をくぐって右前方の景色。見どころは左側の<津軽為信霊屋>と右側の<本堂>。
先に<本堂>全景。江戸時代初期の建立。入母屋造、茅葺。内部を八間取りとする方丈形式の本堂。国指定の重要文化財。
<本堂>正面。入口上部の扁額には山号の「津軽山」とある。
つづいて左手の<津軽為信霊屋>。門は通常閉ざされているようで、近づいて見ることはできない。
入口の門から見た<津軽為信霊屋>の敷地内部の様子。
本堂の横から<津軽為信霊屋>に近づいてみる。
<津軽為信霊屋>は、江戸時代初期の建立当初は質素なものであったが、江戸時代後期の文化年間(1804年~1817年)の大修理で華麗な建物となった。桁行一間梁間一間、柱は総円柱、入母屋造、正面軒唐破風付、杮葺。国指定の重要文化財。
ふたたび<本堂>を横から見てみる。
最後に<本堂>全景。茅葺屋根の落ち着いた建物。(^▽^)/
最新の限定御朱印情報が届く!
御朱印メルマガを受け取ろう
利用開始をもって利用規約・プライバシーポリシーに
同意したものとみなします。
ホトカミで困ったこと、不具合のご報告はこちらから
お問い合わせ
14
0