瑞應寺

愛知県 味美（東海交通）駅

開基は夢窓疎石と伝わり、『張州府志』によれば、それを応永年間に当地を治めた長谷川朝房が
中興したという。ただし、『尾張徇行記』では、長谷川朝房ではなく、
その父である長谷川重行が中興したとする。　寺伝では１４１９年（応永２６年）に
長谷川重行により開基したと伝わる。寺に残る重行寄進とする明版大般若経には
「尾張州春日県如意瑞竜寺」とあり、当初は「瑞應寺」の寺号ではなく「瑞竜寺」であったと伺える。
また、１５８２年（天正１０年）の織田信雄による安堵状が残っているが、
これには「瑞応寺」とあるとされる。

境内北の墓地には、南朝の雄であり後に味鋺と如意の領主となった石黒大炊守重行の墓がある。