六所神社のお参りの記録(1回目)
静岡県三河大野駅

コロナ禍で人混みには出掛けられませんので、
浜松市の引佐町方面に足を延ばして、「久留女
木の棚田」と「渋川大いちょう」を見に行って
来ましたが、期せずして六所神社巡りになりま
した。

通称渋川六所神社には参道の入口に、日露戦争
に出征した地元軍人の戦勝を記念して建てられ
た「凱旋紀念門」があります。煉瓦造の重厚な
佇まいで、門の柱脚には日清・日露戦争の従軍
者の方々等の御名前が記されています。
戦後日本各地で建設された凱旋門も、現存する
のは此方を含め二ヵ所のみとの事です。

その凱旋紀念門をぬけると、鳥居をくぐり狭い
石段を上った先の山の中腹に、こぢんまりとし
た境内がありました。
こちらの境内は明治十一年に当時の小学校新設
の為、遷されてきたそうです。

そして、今回のお目当てであった、且つ神社の
御神木である「渋川大いちょう」のみが、その
ままの場所に残っていて、今尚しっかりと根を
張っています。

見頃な一本立ちの大銀杏で、今の時季の生命力
溢れる緑色の様も素敵でしたが、晩秋の折りに
は黄金色に染まる様と、落葉の金の絨毯を必ず
見に来ようと思いました。