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やくしじ|曹洞宗鯏浦山

薬師寺の御由緒・歴史
愛知県 弥富駅

ご本尊薬師瑠璃光如来
20年ごとに開帳される秘仏
ご由緒

かつて鯏浦城があったこの地に、城主であった織田信興(織田信長の弟)の御持仏をおさめる薬師堂が建てられる。
明治初めに薬師寺となる。
本堂前には樹齢600年以上ともいう大楠がそびえている。
かつてはこの付近は海岸線だったことから磯部の楠とも呼ばれ、人々はこの楠の葉を用いて病気を治療していたとも伝えられている。
大楠の下に現在は鯏浦城跡[市史跡]の碑が立っています。鯏浦城はこの付近に勢力を伸ばした服部左京亮率いる一向宗の服部党に対抗するために,織田信長が永禄8年(1656年)に築いた城で,織田信興が城主をつとめました。しかし元亀元年(1570年),信興は小木江城(現,愛西市立田地区)にて服部党に攻められて殺されてしまいます。これを機に信長は,天正2年(1574年)に大軍を送り込んで服部党門徒を攻め,ことごとく焼き尽くして滅ぼしたといいます。この碑は昭和51年(1976年)に城跡の大楠の下に建てられたものです。

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