祥雲寺

東京都 武蔵引田駅

　同じ平井地区にある寶光寺二世住職、顧山明鑑により天文二十一年（１５５２）に開創されたと伝わります。

　御本尊の延命地藏菩薩は佛心を育てる掌善童子、煩悩を滅する掌悪童子を従える三尊像で天文二十一年の作成との記録が伝えられています。延命利生、安産と母子の擁護などのご利益で信仰を集めてきたそうです。

　かつて境内には見事な大木の夫婦イチョウが生えていたそうです。本堂の屋根に枝が当たるようになり、平成十四年にやむなく雄株を伐採したところ、雌株の方も枯れてしまったそうです。平成十八年に供養のため、檀信徒一同で、六地藏の覆屋として夫婦銀杏の木を使い建立したそうです。

　十二支の彫刻も奉納されています。